2011年1月27日木曜日

紙ふうせん。

郵便物は家のポストに届く。
しっかり送り先に届く。

そんなことは当たり前だと思っていたが、
今では、なんて素晴らしいシステムが確立されていたのかとつくづく思う。

ケニアだけでなく日本以外の多くの国では、
受け取り先は郵便局の私書箱(Post Office BOX)しかない。

よって私は、所属先の病院のP.O.BOXを使わせてもらっている。
しかし、これはまだ恵まれているほうで、多くの協力隊員はその確実性からも
首都にあるJICA事務所のP.O.BOXを使用していることがほとんどである。

現地で暮らしている人々の多くはどこにも所属していなかったりする。
その人たちは、手紙や荷物を受け取ることが一生ないのだろうか。

さて、そのBOXの大事な鍵を職員が昨年の12月に紛失したおかげで、
ただでさえ遅い郵便物がまったく届かない事態がずっと続いていたのだが、
昨日ようやく新しい鍵を受け取ることが出来た。

そして、私にその鍵が託されることになった。
これから、いつでも自分の都合に合わせてP.O.BOXの中がのぞける。

行ってみると、昨日はとってもうれしい郵便物が二つも届いていた。

ひとつは実家から届いたEMS。
国際スピード便ということで、日本からたった1週間で届いたものだった。
ケニア、やればできるやん。

中身は今年の正月に私がケニアにいることを
知っている人からも、知らない人からも、届いた年賀状たち。

近年例年のように結婚の報告あり、婚約の報告あり、第1子、第2子の誕生の報告あり、等々・・・。
幸せな報告や写真であふれている。

とてもほほえましいのだが、時に、自分の住んでいる世界とは全く別の世界のことのように映るのは気のせいだろうか・・・。
自分の家庭をもち、母になり、子育てをしている友人たちを、本当に尊敬する。


こんなとき
「世界平和のためにどんなことをしたらいいですか?」
と質問した人に、マザーテレサが答えた言葉を思い出す。

「家に帰って家族を大切にしてあげてください。」

う~ん、・・・深い。


そしてそして、もうひとつは高校の同級生たちから。

今年の正月に30歳の節目ということで、初めて高校時代の同窓会が開かれた。

私はもちろんケニアにいるため参加できなかったのだが、
その時に友人が寄せ書きしてくれたこの紙ふうせん。

懐かしい名前から、みんなの笑っている顔が簡単に目に浮かぶ。
この粋なプレゼントに本当に素敵な仲間に恵まれていたもんだなとしみじみ思った。

みんな、ありがとう。
日本でも、ケニアでも、私たちは共に前を向いて歩いていこう。 
まだまだ、これからだね!

そして、日本での再会を、私も楽しみにしています。

みんなありがとう。
本当にありがとね!

2 件のコメント:

ドラちゃん さんのコメント...

お~届いたんや!
郵便物無くなることがあるって聞いてたし心配してたんよー
無事届いてほんま良かった♪
みんなの思いが詰まってるからねぇ~
紙風船に書きにくくてみんな汚い字になってたけど^^
みんなでいつもみはるを応援してまーす。
今長浜は大雪です・・・

MIHARU さんのコメント...

>ドラちゃん
しっかり届いたで~!
確かにみんな汚い字やったけどな 笑

しかし、たっぷりの愛情を感じたわ。
みんながいいオジサン&オバサンに
なってることを祈りつつ・・・。

こちらは乾燥しすぎてホコリまみれやけど
毎日ポカポカして春の陽気です。
大雪はさすがに恋しくならんな~。