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2012年3月15日木曜日

最後のナイバシャ自慢。


♪何でもないようなことが~ 幸せだったとおも~う~(The 虎舞竜) 



帰国が近づいてきたここ最近、野生動物を目の前にするとこの曲がヘビーローテーションで頭の中に流れる。

しかし今のところ、ケニア人を前にしては流れていない。今のところ・・・。 


さて、ケニア生活残り2週間を切った頃、

最後の見納めということで同期現職隊員と 国内旅行に行ってきた。

その旅先のひとつがナイバシャ。 そう、そこは私の任地。

これはナイバシャにあるオロイデン湖

すでに色んな場所をウロウロして知り尽くしている感のあるナイバシャだったけど、旅を終えて一言。
「イチから出直します。」というくらいの驚き様となった。

どんな基準かは定かではないが、
「1日で見ることのできる野鳥の観測種類が世界No.1」だとギネスに認定されているナイバシャ。

しかし、私の友人に野鳥好きが一人もいないので自慢ができない。

けれど、私レベルでも早朝からピーチクパーチク聞こえるので、(おっ、鳥がいっぱいいるな、しかも多種で。) と確かに感じることができる。



ロッジのチェアにもたれコーヒーやアルコールを嗜みながら、








フラミンゴやカバが相変わらずうじゃうじゃいる湖面を見つめ、



庭の水飲み場にやってくるダチョウやイボイノシシ、シマウマ、キリン、ジャッカルなどに微笑みかける。


ロッジに頼めば早朝&夕方&夜になるとロッジのランクルでサファリに連れて行ってくれる。

こんな夢のようなロッジ。


そこは1週間前にHIV授業に行った小学校から車でたった2~3分の場所。

あまりに別世界すぎて、どっちが幻だったのか、もうわけわからん状態に。




さて、今回のナイバシャ旅行の驚愕ポイント。
 

ガゼルを食した後、木の上でゴロゴロするヒョウ。


































驚愕ポイント①ライオンやヒョウやシロサイに出会う


上記は、ナイバシャにいるという前情報が全く無かった動物たち。

そして、ナイバシャサファリでライオンやヒョウが見られるのは超ラッキーだと、
現地ガイドさんが教えてくれた。

この近くで何度かサイクリングサファリを楽しんだことがあったけど、
マジ、喰われなくてよかった・・・。

きっとケニアから去る私たちのためにナイバシャ集合がかかったのでしょう。

長時間、これでもかというくらい魅せてくれました。



驚愕ポイント②セレブ感あふれるロッジの宿泊客たち。


新婚旅行のカップルや世界を又にかけて活躍するおばさまたちの休暇に選ばれたロッジのようで、
ただのんびりしたいだけの旅行の醍醐味を間近で見物。 



“夫は私の車も、私の家も、私の子供も、私の母も守ってくれるいい人なのよ。オホホ。” と、

イギリス在住のおば様は申されてました。

サファリの感動を歌にして聴かせてくれたりもして、洋画の中に舞い込んだ気分になったゲームドライブ。
しかし、ネイティブの英語ってまろやか過ぎてまだ緊張。 



驚愕ポイント③美味し過ぎたコース料理

「シェフはどこ出身で、どこの国で料理の勉強されたのですか?」 と質問したほど、どの料理もおいしかった。

「絶対にケニア人シェフではないはず」という私たちの大方の予想を裏切り、
それがケニア国内の料理学校卒のケニア人シェフだったため、驚き2倍。

塩と油とロイコ(ケニア定番の調味料)だけの食文化から、世界に通じるこの味覚がつくられるなんて!!

その宿泊中は3食ともコース料理のため、あまりに美味しくて残すのがもったいなくて毎食完食していたところ、
2日目の夕飯後、お腹の皮が張り過ぎて身動きがとれなくなり、全て逆流~!!

満腹で吐くって、小学生かーっ!! と、豪華なトイレで思わず自分にツッコんだ。

帰国後の日本食満腹計画in東京が今から心配…。耐えろ、私の胃。 



驚愕ポイント④バラの花束

お風呂にもベッドにも部屋にも廊下にも、至る所にナイバシャで栽培されたバラが飾られていた。

そして、帰り際にスタッフがサプライズな感じで一人にひと束ずつのバラの花束を差し出してくれた。
 

振り返って参加者全員が「ケニアって最高やなぁ。もう一回来たいなぁ。」と、

私の記憶では今まで同期の誰一人からとして聞いたことのなかった言葉を聞いた。(笑)



本当に色々感動させられた私の任地ナイバシャ旅行だった。 

そして、そのロッジから車でたった40分移動して、水&電気なしの我が家に帰宅し現実に舞い戻る。

これがまた我が家なだけにしっくりきた先週末。



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