2011年1月29日土曜日

モンバサ旅行。〔寝台特急編〕

さて、みなさんお待ちかねのモンバサ旅行小出しシリーズです。

まず首都ナイロビからインド洋沿いのモンバサへの移動手段は3つあります。

飛行機で1時間、バスで8時間、寝台列車で14時間の所要時間。

私たちは今回の旅の思い出に、行きも帰りも寝台列車を利用してみました。
時間の贅沢とは、こういうことですね~。

1899年に開通したケニヤ鉄道。
鉄子でなくても、初めての寝台列車に心が弾みます。

2日かけて列車が往復するため、ナイロビからモンバサ行きの列車は一日おきに出ています。
 

私たちは4人部屋の2等クラスの予約チケット(1人約2500円ほど)を購入。





駅の構内は多くの人々が旅の始まりをワクワクした雰囲気で待ってます。

両サイドに2段ベッドがある4人部屋。
水道も付いてて快適。しかし、蚊が多いのが難点。
 

トイレは各車両に4つも付いてる!
しかし、ボットン便所!?

よって、行き先は・・・・、線路の上。
停車中はなるべく使用しないようにと、
注意書きがされてます。

この方のおケツが大きいのではなくて
通路が狭いのです。

 




 



2等クラスの夕食は夜10時半から
今回のプランは、夕食と朝食付き
































食堂車で充実の食事



ぐっすり眠って、朝6時過ぎ、走る電車から見るサバンナの夜明け。



朝もやの中を走り抜ける列車。
ツァボ国立公園を横断するため、運が良いと野生のゾウが見られるそうです。


線路脇には多くの子供たちが「お菓子を投げてくれ!」と叫ぶ姿。




ゴミの山なんかも見えます。


モンバサに近づくにつれ、多く目にするバオバブの木。
2時間ほど遅れて午前11時頃、モンバサに無事到着。


そして、帰りも寝台列車を利用しました。

帰りは予定時刻から8時間遅れてナイロビに到着。

しかし、これに対して特にみんなが騒いだりということはなく、

全く普通~に8時間遅れました。

何が起こっていたのかは未だ不明。

無料サービスの追加ランチがしっかり出てきたあたりをみると

想定の範囲内のことだったのでしょう。

午前9時頃の到着予定が

結局約22時間乗車し続けて

午後5時にナイロビに到着しました。

が、ここはケニア、

半年ここで暮らしている私たち日本人にも、ほとんど支障はありませんでした。


しかし、到着予定時間から行きは2時間、帰りは8時間遅れたわけですが、

そもそも滅多にしか実現しない最速の到着予定時間を常に提示しておく必要性があるのでしょうか。

最初から到着予定時間を9時から12時に変更しておくだけで

「ケニアなのに電車1時間も早く着いた!寝台列車はえ~!」

って感覚にもなり得ます。

提示の仕方ひとつで、受け取る印象も変わると思うのですが・・・。



でもまぁ、何時に着くかは着いてからのお楽しみ。

日をまたがなければ、OK。

こんな醍醐味を十分味わえた寝台列車でした。




2 件のコメント:

RISA さんのコメント...

寝台列車☆憧れるわー
夜明け・私の見たい『バオバブの木』。魅力的すぎる!
でも線路上に何人もの汚物があると思うと・・・
線路には近づきたくないね。
そんな長く列車に乗ったことないからなー
おしり痛くならんの??揺れはないの??
みんなが一緒にいる写真見れてなんか嬉しい!
なんか,あいのりみたいで楽しそうだね♥うふふ

時間の感覚っておもしろいよね。
両親がカンボジアにきたときも
15分バスが遅れてだけで気にしてた。
確かに時間を多めにとっておくと着いたら喜び増すね!
でもこんな時間の遅れを感じるのも途上国のいる美味しさかもね♥
時間を贅沢に♥ 時間 それが1番の贅沢かもしれない。

MIHARU さんのコメント...

>RISA

ケニア隊はなんやかんやと
しつこいくらいに毎週末みんな一緒だよ。
でもね、あいのりのようなドキドキ感とは無縁です。笑
もう家族よ。

電車の揺れも慣れると心地よくぐっすり就寝して、
朝日の美しさにみんな窓から顔を出し続けて顔真っ黒。

スタンドバイミーのように線路の上を歩くのは憧れたけど
ケニアではちょっと遠慮したいよね~。

さて、
時間と戦う日本社会に、復帰できるのでしょうか・・・。