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2011年1月11日火曜日

インターン生。

さて、昨日2週間ぶりに病院に出勤すると、
みんな、お決まりのように
「日本は楽しかったか?」(帰ってない!)
「マサイマラは楽しかったか?」(行ってない!モンバサには行ったけど・・・)
「私たちにはお土産はないのか?」(毎回聞くな!)
と質問してきた

完全に黒く日焼けをしている私。
いうなれば肩の皮もむけ始めているのだが、
ケニア人にしてみればたかが知れている黒さを、何事も無かったことのように
「ナイロビで仕事三昧の正月だったよ。」と言い放った。

しかし、年度初めの1月ということもあり、病院内には見慣れぬ顔が多く、逆に、見慣れた顔がもういなくなっていた。1年間の実習で来ていた12名のインターン生が12月を最後に卒業してしまっていたからだ。うちの病院は医師3名、その他に12名のインターン生(1年間の実習生)を含めたCOが各病棟に数名ずついる。

補足説明:
ケニアには医師(Dr)とクリニカルオフィサーCO)がいる。
Drは日本の医師と同じで、診察から手術まで全ての医療行為を行い、どの国でも通用する医師免許を取得している。COは高校卒業後に3年間の専門教育を受けたのち、国家試験に合格した医療従事者のことで、外来患者や病棟患者の診察が主であり、他国では医師としては認められない。患者からみればDrCOの違いは全く分らないが、許可されている医療行為の範囲には大きながある。

インターン生達が12月いっぱいで実習を終了することは知ってはいたものの、

彼らとの約4ヶ月の日々はとても楽しかったため、

12名もいた彼らが1人もいない病院はとても寂しかった。

実習のため、2ヶ月ごとに色んな病棟を移動していく新インターン生とも交流を深めていこうと思う。


しかし、とても嬉しいことに、まだ来たばかりでぎこちない彼らの勤務体制は

貪欲に学ぼうとする姿勢が見て取れて、大変真面目だった。

ケニアの未来のためにも、このまま、医療現場とはこういうもんだと思い込ませたい。

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