2011年6月1日水曜日

Sitting Allowance。

本日の午前は、久々にTシャツ屋のおっちゃんの店にいった。

Tシャツ市場から買い占めたらしいネイビーブルーの変わりに、ターコイズブルーとスカイブルーが新登場!
でまさかの3色展開となったチャリティTシャツ。

あらあら?若干イメージとずれるんじゃないの?と思いながらも、
「これでいいのだ。これしかないのだ。ブルーが付いてたらOKとしましょうよ。」
といい聞かせながら、計約500枚のTシャツを2人で数えながら、色んな話をした。

おっちゃんの店は最近ますます忙しくなってきたらしい。

2012年8月にある大統領選挙に向けて、2,000枚を超える選挙活動用のTシャツの注文が昨日入ったとのことで、前面に大きく候補者の顔写真が入ったTシャツを今回も大量生産するらしい。

前回の2007年末の大統領選挙では、開票時に不正の疑惑があり、ケニア全土に暴動が広がった。
それは部族間同士の虐殺のような形でもあり1,000人以上の人々が殺された大きな出来事。

ナイバシャも暴動の大きかった地域であり、街の中心を通るストリートは焼かれた建物や車の廃材と狂気でナタを振り回している人々と死体で埋め尽くされて、家から一歩も出ることは出来ず、おっちゃんの幼馴染もそこで殺されたと話してくれた。

そして、ケニア全土として2度とこのような過ちを犯してはいけないということも。

本当にそうであって欲しいと心から願っている。

しかし日常の中で、ケニア人が自分以外の部族をよく思わない発言をしたり、多くの部族を持たない日本をうらやましがられる場面が多いのも事実。



その後、ユースグループとの活動に向かいHIV予防教育巡回のためのトレーニングの話をした。

最近、頼みの綱だったバイロンがユースグループの活動でめっきり姿を見せなくなった。
外部の活動では一緒になることもあるのだが、タレント活動が忙しいようだ。
ややビックマウスのところはあるが、彼が作り出す雰囲気が色んな活動を後押しする。
彼の存在は非常に大きい。


さて、トレーニングに必要な経費をそろそろまとめようかと改めて聞いてみたところ、

前回の参加者へのお茶&昼食代に加えて、

今回「Sitting Allowance」なるものが登場した。

和訳すると、

トレーニングの講義中
ずっとイスに座っていなければならないことへの日当。





はい、帰ってよ~し!!解散!!

と言いたかったのだけども、

その場にいた11名全員が
「それは要求すべきでしょうよ。」と言った。


ケニア文化っていうか、「文化」で片付けていいのだろうか。





神様ぁ~~~~~~~!(桑原和男風に)
神様、トレーニングを無事に終えたところで、
果たして、
果たしてこの子たちがボランティアで学校を巡回するでしょうか。
Sitting allowancee なるものを真顔で要求するこの子たちが・・・あぁ
私にはとても想像できないのです。

他をあたったほうがいいのでしょうか、神様~。

ども、ご静聴ありがとうございました。

1年経ったというのにこのザマ・・・。
マインドセットチェンジ・・・。

明日は祝日で休みとのこと、ゆっくり寝よう。

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