2011年6月24日金曜日

個性。

ナイロビに同期隊員があつめられ中間報告会が行われた。

JICA事務所所長をはじめボランティア調整員さんたちも見に来てくださり、
色んなアドバイスや質問をいただいた貴重な時間となった。




『非常に幅広い活動をしておられますね。』

ほとんどの同期隊員が言われていたコメントの前置きである。


サッカーしたり、日本語教室したり、歌ったり、体操したり、掲示物を作ったり、ケーキ売ったり、
ダンスイベント開いたり、妊産婦に的を絞ったり、たっぷり子供と触れ合ったり・・・・

みんなが様々なバックグラウンドを持ちながら自分の職種の中で、自分なりのアプローチ方法を考え出していて、
どの隊員の個性も色濃く出ていて興味深かった。

今回の中間報告会を振り返り、以前好きでよく見ていたNHKの『爆問学問 日本の教養』という番組の、「個性って何だ?」という回を思い出した。 結局その番組の中では答えが出なかったのだが、爆笑問題と京都大生のやりとりをみながら私なりにも「個性ってなんだ?」と考えた。

「個性は誰にも必ずある、しかし時にないとみなされることもある。

 個性が強いとか弱いとか、あるとかないとか。
 差があるとしたらそれは単に発信力の差ではないだろうか。

 自分の内に秘めたもの(個性)を外部に発信するパワーがあるか、否か。
 自分を表現する術を持っているか、否か。

 そうすると結局個性とは他者に理解されてこそ存在が認められるものになってくる。
 言葉でも文章でも歌でもダンスでも写真でも料理でも・・・。

 世の中にはきっと眠ったままの、どこにも発信されないままの個性がきっと山ほどある。

 学校という枠で見た時、それらを全て引き出し表現させることは到底難しいことで
 目の前にいる生徒の個性や才能を学校の中だけで判断してしまうことの怖さ、
 生徒自身にもそう認識させることの怖さを忘れちゃいけない。

 色んな個性を受け入れるこちらの姿勢も必要になってくるし、
 そうなると発信力や表現力を鍛えるための教育のあり方って・・・・」


と、まぁあれこれ考えていたことを思い出した。



そういった意味で、同期隊員の活動からは大きな発信力と表現力を感じた。

インプットとアウトプットのうまさ。

国内訓練中に感動するほど同期隊員のすごさを実感したが、
派遣されて自分を出していかねばならない生活環境によって、
さらに発信力も表現力も磨かれている感じがした。

ますます個性が強くなっていた。


それが日本社会(日本人男性?)に受け入れてもらえるかどうかは別として。苦笑

いい機会だった。

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