ここ最近、JICAに申請できる現地業務費の使い道を悶々と考え続けている。
準備を進める今も、まだ考え中。
デフォルタートレーシングの第一歩となる患者のデータ管理ソフトの導入にするか、
ユースグループへのHIV/AIDS学校教育トレーニングの費用にするか、
VCT(HIVテスト)への促進に役立つポスター&ステッカーの大量配布にするか、
布ナプキンを作るための材料をどっさり買うか、
センターのフニャフニャの患者ファイルを一新するか、
HIV陽性者の人々へのメッセージを込めたカレンダーを大量配布するか・・・。
どれが最も効果が期待できるだろうか。
どれを自費をかけてでもやりたいと思うか。
とあれこれ考えながら、今日もマタツに乗って小学校から帰ってきた。
全校生徒3000人を超えるマンモス校の先生は、HIV学校教育プロジェクトを大歓迎してくれて手ごたえ十分。
JICAから中間報告会の通知がきたと病院から連絡をもらっていたので、帰る途中にレターをとりに事務所に寄った。
そこに久々のカウンターパート笑顔で登場。
そして、もっと笑顔で部屋に呼ばれる・・・。
この展開、どっかであったような・・・。
「ミハル、私たちJICAにプロジェクターを
買って欲しいとおもっているの。」
(はい、きました~~。)
隣のおばさんメンバー、続けて。
「ミハル、私にカメラを買ってちょうだい。」
(ん、ん!?今、私に!?っていっちゃいましたよね。)
こういうの、向上心っていうのでしょうか?
これが、現状。
ミハルとは呼んでいるけど、この人たちには相変わらず私がJICA資金への窓口にしか見えていない。
もしかしたら、キラキラ光って見えているのかもしれない。
プロジェクター・・・・。
この事務所の職員が1日1000シル(破格値)の昼食代をもらいながら
眺めのいい豪華パノラマホテルの会議室を貸しきってやるプレゼンに必要なプロジェクター。
「いつもは病院の借りているから、
事務所専用のやつが欲しいのよ。」
(じゃ、紙芝居でも作ればいいじゃんよ。
金ないんだったらさ~。)
とは言いませんでしたが、
「閉店ガラガラ~~~~」っと勢いよく、
JICA資金への窓口を閉めてやりました。
彼女たちのために。というほど深い意味は、もちろんないですけど。
この人たちの立場からなら、お金以前にナイバシャの地域保健分野の体制を変えることはたやすいのに。
それだけ、地域の人やコミュニティの人からは上部組織の人と思われている人々。
こうして、ますます有効に資金を活用したいという欲求を高め、どっと疲れて帰宅。
彼女達からみれば逃せばでかい「JICA資金への窓口」がここを去るまであと10ヶ月。
今度はいつ呼ばれるでしょうか・・・。
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