今日はジョンに頼まれて、今度はジョンの村の女性グループに向けて「布ナプキン伝授会」を行った。
前回、干乾びそうになったかなり遠いジョンの村への訪問、今回で3度目となる。
地元の学校訪問以来、俄然やる気のジョンに、
「出来るだけ多くのメンバーを呼んでおいてほしい。」
「洋服屋さんとミシンも準備しておいてね。」
と、ちょっと難易度の高い注文を出しておいた。
マタツを乗り継ぎ、ようやく教会にたどりつくと、そこには結構信じられない光景が広がっていた。
トタン屋根の教会 |
しかも、ミシンと共に洋服屋さんも来てくれている。
このママたちは英語が全く通じない。
私が話した言葉をすぐにジョンがキクユ語に翻訳する。
まずは洋服屋さんと一緒に説明しながら一通りの手順を見てもらい、
その後、みんなで実際に作ってみた。
紹介したのは、最新バージョンの布ナプキン。
ベースに水を通さない素材を使用したもの。
これにナプキン専用に作ったライナーを挟んだり、
専用のライナーがない場合でもベースさえあればどんな布切れでも挟みこむことが出来る。
洋服屋さんも色んなアドバイスをしてくれて、みんなとても吸収が早く、
途中にケニアの栄養満点のローカルな飲み物「ポリッジ」もふるまってくれて、
ほっこりしながら作業を進めた。
2時間ほどの間なんやかんやと話しつつ、雨の止むのを夕方まで待った。
「あなたの話を息子から聞いたわよ。ムズングが学校にきて体操を一緒にしたって。」
こんな話も何人かのママから聞くことが出来て、うれしかった。
ママたちは今回の活動を地域の小学校のために継続していってくれるらしい。
ジョンはそのためのプロポーザルをとってくるとやる気になっている。
このプロジェクト名は「MIHARUプロジェクト」とジョンによって勝手に命名された。
名前はなんでもいいし、続くかどうかも定かではないが、何かのきっかけになればありがたい。
雨が止んだので帰路につく。
マタツに乗るまでの長い帰り道を歩いていると
同じく雨が止むのを待っていた多くの生徒と一緒になった。
「MIHARU!コンニチハ!」
「スゴーイ!」
お辞儀をしながら「アリガトウ!」
教えた日本語、覚えてくれてたんやなぁ。
村のママ達からも「よくこんな村まで来てくれた」と、ものすごい歓迎と感謝を受けた。
こういう時、村に自分と肌の色の違う外国人が来たということは、
彼らの記憶の中に強く残ることなんだと再認識する。
標高が高いため雨が降ると一気に冷え込むナイバシャ。
半袖一枚だった私にママが雨の中わざわざ家まで上着と帽子を取りに行って貸してくれた。
「誰にも会わんし、いいや~」とありがたく着て帰ったら、
案の定、後輩隊員と同期隊員と日本から来たその友達とご飯屋さんでバッタリ・・・。
大爆笑されて本日終了。
ただいまー。 |
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