この約束に向けてすでに朝から2校の学校訪問を済ませていた私は
午後の相棒であるジョンに11時半に確認の電話をいれた。
それに、ヤツは出なかった。
そしてすぐ、そのジョンからSMSが来た。
「待ち合わせ時間、2時に変更で。」
前回の反省が活きているとすれば、私に前もって知らせることが出来た点だろうか・・・。
く、くるしい・・・。
学校で授業を始める予定が午後2時開始。
先週行ったジョンの村には移動に2時間ほどかかる。
「じゃ、今日はキャンセルしてください。ほな、さいなら。」とSMSで返信してやった。
すると、あわてたジョンから電話がかかってきた。
ジョン「MIHARU、何てことなんだ。キャンセルなんて無理だよ。
みんな楽しみにしてるのに。おお神様(深い信仰心からくる口癖)、なんてことだ。」
私「学校に到着するの何時になると思ってんの?
学校には2時開始って言ってあるのに、午後に2時間も遅れるなら中止でしょうよ。
早く学校に連絡入れなさい。」
ジョン「じゃあ1時半にしよう。」
私「同じだって。
というか、私一人だったらすぐ行けるから行くわ。村にいるなら学校で直接会おう。」
ジョン「俺もタウンにいるんだ。」
私「!?だったら今すぐ来れるじゃんよ。」
ジョン「いや、1時半まではタウンの教会にいるからさ。」
はいーーーーーーーー??
私「あんたさ、最初からそれわかってたよね?それで12時集合と私にいったんだね?
オンタイムとかさタイムマネジメントって言葉、知ってんの?あんたに欠けてる能力だよ。
出来ない約束はしないこと。
私が日本人だからこんなことを言ってんじゃなくて、こんなことは世界の常識。
ケニア人だからできないんじゃなくて、ジョン、あんただから出来ないのよ。
タイムマネジメントが出来ないあんたとそれに振り回された私。
だったら今日どうするのか最後まで責任を持ちなさい。
今日はあんたのタイムマネジメントに全て従う。決めたら連絡ちょうだい。」
ニュアンスを含めてやんわり表現するということはもちろん出来ないため
超どストレートに上記のことを伝える。
そして、しばらくしてジョンからのSMS。
「確実に12時半にマタツステージ集合で。」
12時27分に到着したジョンは「MIHARU、オンタイムだ!」と、まさかのちょっと誇らしげ。
「やればできるじゃーーーーーん。」とスゲーでっかい声で褒めたたえ、
学校まで2時間の移動を開始した。
学校まで2時間の移動を開始した。
これらの出来事は世界中の協力隊の日常といっても過言ではないだろう。
1日の遅れは2週間の遅れにつながり、2週間の遅れは3カ月の遅れにつながる。
その日のうちに会うことが出来れば恩の字。
実際のところこんな感覚。
そんなことに慣れてる日常でジョンに何でここまで言ったのか。
「決して悪いヤツではない。打てば響くヤツである。」と私の心が捉えたからだろうか。
それとも、ただ喉が渇いてイライラしていたからだろうか。
でも、ほんの少~しだけ部活指導してた頃を思い出した気も。
移動中のマタツの中で少し興奮気味のジョンに
「今日MIHARUは先生みたいに俺をトレーニングしてくれた。ナイス ティーチング!!」といわれる。
・・・・。っていう。
このジョンにまつわる空回りエピソードは、その後の授業でも尽きなかったのだけれど、
今回はこの辺でお腹一杯ということで。ほな、さいなら。
0 件のコメント:
コメントを投稿