2012年2月22日水曜日

布ナプキン伝授会。

先週の月曜日はコンドマスター君の着ぐるみ脱ぎ捨ててナイロビから一旦任地に帰り、
布ナプキンをケニアレッドクロス(赤十字)に紹介するという活動にいった。
(奇しくもその2月13日は、世界コンドームの日だったのだけど)

「どすこい布ナプキン」は迷わずお蔵入りを果たし、その後も紆余曲折を経て実に様々な修正を加えつつ
ようやく最終的な形となってきている。



その最新バージョンをどうにかして伝授できないかと思っていた矢先、
使い捨てナプキン配布のスクールプロジェクトを持っているレッドクロスに紹介する機会を
なんとあのジョンが設定してくれたのだ。

日進月歩で進化している感のあるジョンは、当日には約束の時間通りに現れるという快挙まで成し遂げ、私をレッドクロスの事務所に連れて行ってくれた。

そしてそこには驚くべき光景が・・・。

そこには既にレッドクロスの関係者だけでなく、その他のユースグループのリーダーも集まっていて私たちの到着を待っていてくれた。
しばし歓談した後、その人たちの前で最新型布ナプキンを実際に作って見せる。
無事終了。

メモをとったり、サンプルを欲しがったりと反応も上々。

この再利用できる布ナプキン。
実は私自身は国内訓練所で始めて布ナプキン活動の存在を知った時、大して興味がなかった。

使い捨てナプキンの機能性と、布ナプキンにかかる手間を考えると、
今後自分自身が布の方を選ぶことが考えられなかったし、
自分が選ばないものを他人に勧めるということにも無理がある。

しかし、学校巡回の活動内で「布ナプキン」を紹介した時の先生たちの反応の良さ、
生徒たちの反応の良さを何度も目にすると、何とも無視できないものとなってしまった。

ナプキンがないため学校に行けず、そのままドロップアウトという現実がある。
日々食べるためのお金はあっても、ナプキンを買うには至らない。

家族内で少女のナプキンの優先順位を高くしようなどと声高にいうのはどう考えても無理がある。

レッドクロスは以前にも議員のエスタと共に学校対象に使い捨てナプキン配布などを行っている団体。
その団体が今回、再利用可能な布ナプキンに興味をもってくれた。

大きなアクションを望みたいところではあるが、学校巡回プログラムをもっているレッドクロスだからこそ本当に必要な女子生徒たちに手の届く活動になればいい。

一人でも多く。

ジョン、グッジョブ!


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