張り切って会場となるケニアッタ大学inナイロビ入りした。
初めてケニアの大学構内に足を踏み入れた私たちは、セクシャルアクティブ層ドストライクの大学生たちを前に、
モビライゼーション魂に完全に火がついた状態でキャンパス内を歩き回った。
週末にさわやかにサークル活動などを楽しむ学生たちがいるのどかな大学のキャンパス内に
激しく動く謎のショッキングピンク出現。
激しく動く謎のショッキングピンク出現。
自分をディズニーのキャラクターだと勘違いしている動きを連発する謎のキャラクター・コンドマスター君と
笑顔で右に出る者なし、のムズング(白人)代表マリ隊員が練り歩く。
笑顔で右に出る者なし、のムズング(白人)代表マリ隊員が練り歩く。
この「2人文化祭状態」が2時間ほど続く。
しかし、とても賢く優秀な学生のみなさんたちはとても親切に受け入れてくれて、
用意していた450枚のビラは一瞬にしてなくなった。
用意していた450枚のビラは一瞬にしてなくなった。
この炎天下のコンドマスター君の内側っていうのは、激アツ。
そろそろ休憩を・・・とキャンパスライフ気取りでフルーツジュースを飲んでいた時、
私たちはある一人の男と衝撃的な出会いをしてしまった。
「コンドームの使い方を知ってるかい?」
それが、この男の第一声だった。
そういってマイバックからサササっとペニス(男性器)モデルとヴァジャイナ(女性器)モデルを取り出すおっちゃん。
「知ってるよ。」と答えれば、ではこんなパターンはどうだい?
いいかい?男性が飽きたり拒否したら、このパターンで対応すればいい。
そういって、「それをここでやっちゃっていいんすか?」てな男性用コンドームのちょっと過激な装着法を
ペニスモデルを使いながら私たちに実演してくれた。
一歩間違えればというか、どっぷり公衆わいせつ罪的なデモンストレーションであった。
そしてお次は女性用コンドームの使用法デモンストレーション。
おっちゃんの口から発せられる発言の9割9分は下ネタなのだが、
彼も私たちも、そのへんの感覚はすっかり麻痺しているため
彼も私たちも、そのへんの感覚はすっかり麻痺しているため
何よりも「コンドームを何としても普及してやる」という情熱を分かち合い、
すぐに仲良くなった。
すぐに仲良くなった。
おっちゃんもあらかじめ私たちのことを知らなかったようだが、
今回一緒にイベントを盛り上げようとしているNGO団体LVCT(リバプールVCT)のお偉いさんだった。
ペニスモデルもヴァジャイナモデルもこのおっちゃんが製作にかかわったものらしい。
その設計モデルは自分のモノで、男性用が1,000シル、女性用が5,000シルで購入可能とのこと。
私たちの今回の活動、コンドマスター君のことを紹介すると、
おっちゃんは絶叫して喜びコンドマスター君のことをえらく気に入ってくれた。
「量産するべきだ!」とのありがたいお言葉もいただいた。
私たちからしても
コンドームの達人 Meets コンドマスター君 の瞬間に立ち会えた夢の時間だった。
そしてこれからの一週間はケニアッタ大学とlLVCTの合同でVCT強化週間として、
徹底的にキャンペーンイベントをやるらしいことをその時ようやく知る。
土曜日はそのオープニングセレモニーがあるとのことで、
来賓としてスピーチするおっちゃんは
壇上の上からコンドマスター君を呼んでくれて一緒にダンスしながら大々的に紹介をしてくれた。
その後はおっちゃんと昨年のコンテスト王者ミス・ステイタス&ミスター・ステイタスと共に構内を歩き回りVCTへ誘い込む活動。
ミス・ステイタスが持つ吸引力の凄まじさを目の当たりにしながらも、私たちは私たちなりの範疇で精一杯動きまわった。
自分でいうのもなんだが、コンドマスター君の動きは相当かわいくなった。
おっちゃんの手口(といってはあれだが)はこんな感じ。
「ちょいとそこの君、VCT(HIV検査)に行ったことあるかい?」
返答がNOの場合。
「じゃあ、君はコンドームの正しい使い方を知ってるって言うんだね?やって見せてごらん?」
ペニスモデルとコンドームを渡す。
学生たち、仕方なくひと通りやることになる。
学生たち、仕方なくひと通りやることになる。
サービスで女性用コンドームの使い方をおっちゃんが披露してもう一度VCTに誘う。
おっちゃんは次から次へとキャンパス内でのんびりしている学生たちに容赦なくトライしていき、
声をかけられたが最後、学生たちも興味がないわけではないので耳を傾けつつ、
中には人生で初めてVCTにいく者も出てくる。
おっちゃんは終始コンドームのジェルでベッタベタの手で、それを聞いて大喜び。
「俺はこの仕事を愛してるんだ!」
出会うべくして出会った男。
そんな確信が持てたいい出会いだった。
2月13日の今日は、「コンドームの日」なんだとか。
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