2011年3月11日金曜日

学校へ。

本日は、ユースグループ担当のナースであるエミリーとナイバシャ内の学校訪問に行った。

てっきり小学生に授業をするもんだと思っていたが、聞いてみると教師に向けての講義とのこと。

今回、生徒たちが参加する健康クラブが発足するとのことで、教師の知識の充実のために学校がユースグループのエミリーに依頼をした形である。

学校の敷地内に入って驚いたのが、まったくゴミが落ちてないこと。
ケニアでこれは、かなり珍しいこと。
校舎の中に入っても、机の上も、黒板に書かれている文字も非常にきれいに整理されていた。

エミリーによる講義は3時間続いたが、先生たちはみんな真剣に聞き入り、ある程度の知識がないと決して出てこないようなマニアックな質問をエミリーに投げかけていた。

例えば、
質問A.レイプにあった際、犯人がHIV陽性だった場合にARV(HIV治療薬)をすぐに摂取することで感染を防ぐ効果はどれほど期待できるのか?
質問B.母親ではなく父親のみがHIV陽性だった場合、感染する可能性は考えられるのか?その予防策は何か?
質問C.CD4カウントが減少しなければ、ARVを飲まなくても健康な生活を送れるのか?

・・・・など。

それに、的確な板書を含めながら分かりやすく説明していくエミリー。
見ていて非常に頼もしかった。

これらは全てエミリーが独自で行った活動である。
このように教師たちに直接働きかけることは今後より多くの生徒達への波及効果が期待できる。

最後に先生たちから「正しい知識は力になる」「また来てください」と口々に言われた。

きっとこの学校の生徒たちは幸せだろうな。
と、先生達の雰囲気をみて感じた。

これらを管轄するはずの私のCPに、今後こういった有意義な活動の計画を提案していきたい。

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