今週の火曜日、ナイロビのチャリティ団体の事務所に訪問しエスタ議員と共に布ナプキンの紹介をした。
手ごたえは十分であり、多くの資金を材料費に回せることが決まった。
私の行きつけのスーパーナイバスは、ケニア国内に40店舗を構えるスーパーである。
そして、その第1号店にあたる本店が私の任地ナイバシャにある。
早速エスタと本店に出向いてマネージャーと話し、布ナプキンに必要な材料を一式注文することが出来た。
ナイバシャ内の学校を対象にしているため注文も結構な量である。
こうして地元の企業と連携できることは今後大きなメリットが生まれると思う。
何より、継続的に残っていく可能性を感じる。
そして、いよいよその実践の日ということで久しぶりに行く学校訪問を楽しみにしていたその日の朝。
病院の事務所に行くと普段あまり見かけない私の書面上の本当のカウンターパートが、
「MIHARU Kuja」(ミハル、こっちに来なさい)と言った。
この女のCPはいつもきれいなスーツを着ている。
出張も多いのだが、最近は事務所にいることも多い。しかし、机から立ち上がる姿を見たことがない。
そして、一番言葉が通じない相手だ。
私との会話は、相手の寛大な優しさがあってこそ成り立つものだからだ。
いつからだろうか、このCPとまともに話すことをあきらめ出したのは。
私の他にもう一人ケニア人がいる場合は、必ずこのCPはキクユ語を選択する。
私が一番理解できない言語である。
地域についてや、ヘルスワーカーについて、こちらから具体的な質問をすれば必ず「担当ではないから、担当者に聞きなさい。」となるし、
「住民のため」とか、「患者のため」に、などとこちらが情熱をもって話せば話すほど、鼻で笑われる。
この態度は世界共通で、馬鹿にされているのがわかる。
このCPは上位機関に認められるために仕事をしている。
患者のためでも、住民のためでもない。
そこが、違う。
「ミハル、あなたエスタ議員と何の活動をしているの?
議員もあなたも医療のスペシャリストではないのだからHIV/AIDS教育はやってはならないわ。
議員と病院の職員が共に活動するのも、世間的によくないことだから、やめなさい。」
との内容だった。
こんなことを言われて、黙るわけにはいかない。
「あなたは、学校教育の必要性を感じていますか?
今すぐやめろというなら、あなたにプランはあるのですか?
今までどんな教育活動をしてきたのですか?
私はここに来て、ここ数ヶ月間色んな機関に出向いて、積極的に活動している人を探しましたが実際に活動している人を見つけられませんでした。
スペシャリストが必要というならあなたのプラン上のこの病院の学校教育のスペシャリストが誰か教えてください。」
と聞いてみた。
事務所で大声で話しているので、周りのスタッフはじっと私達の会話を聞いている。
CPが大きく笑った。
「あなたが何を言ってるかわからないわ。」
絶対そんなハズはない。
その証拠に、周りのスタッフは誰もそれに賛同して笑うそぶりを見せていない。
そうやって、CPは都合の悪くなったときにいつも発するセリフを言い残し、いつものように去っていった。
結局、エスタ議員が役所の車をうまく配車できなかったということで2時間事務所で待ったあと帰った。
いつもよく話す事務所のスタッフは、そんな私に気を遣って色んな言葉をかけてくれた。
面白かったのは、YOU TUBEで日本の歌をわざわざ検索し大音量で流してくれたことだ。
Kiroroの「未来へ」と、夏川りみの「涙そうそう」。
おいおい、選曲よすぎるやろ・・・。
しかし、どちらも歌っているのはラオスのアレクサンドリアっていう歌姫。
誰やねん!!
とまぁ、日本の歌を口ずさみながら色々物思いにふける3時間だった。
この金曜~日曜は、同期隊員の学校へHIV/AIDSのワークショップに行く。
私、スペシャリストではないらしいけど、頑張るぞ!!くそ~っ!!
私、へこたれへん!
0 件のコメント:
コメントを投稿