空手教室。

同じナイバシャで日本語教師として派遣されている先輩隊員がいる。

今回、文化交流の一環として隊員による空手教室があるということで張り切って参加した。

日本語を勉強する学生がより日本に親しむための空手教室。

私も受講生として興味津々。

久しぶりの運動ということで、前夜になぜか本気の筋トレを始めてしまい、

腹筋とハムストにかなりの筋肉痛を残しながらの空手教室参加となった。

そのためハイキックでは左右の股関節可動域の狭さとバランスの悪さがより際立ち、

残念な日本人の姿を披露することになってしまったのだが、

それ以上にひどいケニア人のバランスの悪さを多々目の当たりにし、

体幹のあり方や重心移動など

久しぶりに自分の生徒を見るような視点で大変興味深く見入ってしまった。

色んな動物のウンコが散乱しているとてつもなく広い運動場で、

何食わぬ顔して裸足でウンコの上でステップを踏み続けるケニアの学生。

｢イチ！ニ！サン！｣

と青空に向かって日本語で発声しながら技を繰り出す。

その背後をシマウマの群れが２回も横切った。

｢あ、シマウマやん！！｣

１人だけ動きの止まる受講生の私。

まだまだ興味の対象が尽きないケニアである。