集まってきた同僚たちがみんな種を欲しい欲しいというので(Dr.デイビッドも含む)分けてあげた。
希少な日本の花の種ならともかく、近くのスーパーナイバスで購入した「アフリカンデイジー」という名の種だと説明したのに、みんな大事そうに紙に包んでカバンにしまっていた。20代の女性から55歳のおっちゃんまで、かわいい。
相変わらず、同僚との職場トークは充実している。
日本では昼過ぎの休憩時間に、10分程度うたた寝している人をよく見かけたものだが、よく考えるとこちらでうとうと昼寝をしている人を見かけたことがない。 どの人を見ても、慢性疲労がたまっているような人はいない。
まるで女子高生の昼休みのように、たわいもない会話が一日中、延々と続く。
隣りのクラスに遊び行くような感覚で、色んな部署の人たちも遊びに来る。
よくいえば、人とのコミュニケ-ションをみんなとても大事にしている。
今日はDr.デイビッドが日本語を教えてくれというので、ひらがなと数字を教えた。
よくいえば、人とのコミュニケ-ションをみんなとても大事にしている。
今日はDr.デイビッドが日本語を教えてくれというので、ひらがなと数字を教えた。
発音なども含めて、かなりの時間をかけて日本語に挑戦する彼。
日本にはこんなおっさん、絶対いない。
「日本人って、本当によく働くなぁ。」としみじみ感じる。
そして今日は、日本映画が大好きでよく見ているという別の医師から
日本の忍者について詳しく教えて欲しいと言われた。
え。。。忍者について?!しかも、詳しく!!?
私、忍者についての引き出し、持ってないんですけど・・・。
とりあえず、彼らが活躍していたのは現在ではなく大昔の武家時代のことなのでよくわからないし、忍者自体が秘密組織なのでなおさらよくわからない、ただ彼らは忍術を使うんだ、ということを説明した。
この施設では唯一の若手医師(30代後半)だっただけに、
忍者に対してあまりにも無知な自分を悔やんだ。
(忍者に詳しい方がおられましたら、是非ご一報を。)
そして引き続き、ショー・コスギと藤岡弘についても教えてくれといってきた。
その名前がケニア人の口から出てきたことにビックリする。
私が見たことのある日本映画には一切出演していなかった彼らが、
彼の見る日本映画にはレギュラー出演しているようだ。
ショー・コスギの息子はケイン・コスギであり、藤岡弘は初代仮面ライダーなのだよ。という、彼に対していったところで全く意味のない私の知識は、披露しないという判断に落ち着いた。
とにかく「彼らはすでに年寄りだから、よくわからん。」と伝えたら、
それに思いがけず衝撃を受けていた。
一体、どの時代の映画を見ているのだろうか。
このような感じで、いつも思いもよらぬところから切り込まれてくる日本に対しての様々な疑問に楽しまさせてもらっている。
ケニアから一度も出たことがない彼らが、遠く離れた日本にこうして興味を持ってくれていることが、単純に嬉しい。
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