無事にモデムが復活。
そして携帯も新しくなって、引き続きデジカメも新しくなりそうな事態・・・。
で、先週末はナイロビからマタツで2時間ほどいったところで開催された
ムエア・チャリティマラソンに参加してきた。
このムエア地区は古くから日本と交流があり、ケニアでも有名な稲作の盛んな地域。移動中のマタツから見える景色は見渡す限りの水田。
水の豊富さが伝わってくる。
どことなく、懐かしい雰囲気の漂う道中。
今回で第2回の開催となるこのムエアチャリティマラソンの大会委員長は、
世界陸上で2度の優勝とソウルオリンピックの銀メダリストである
ケニアの星☆ダグラス・ワキウリ選手。
「ケニアでワキウリ選手に会いたい!」というのが、そもそもの参加動機であったため、会場でしっかり記念写真を撮ってもらった。
目は閉じているが、この大会に参加した目的のほとんどを果たした瞬間である。
今大会は10km、ハーフマラソン、フルマラソンの3レース。
ケニア人というだけで十分速そうな集団が、整備されていない道をシューズや裸足で駆け抜けていく。今回の私の参加はランナーとしてではなく、JICAブースのお手伝い。
日本文化の紹介ということで「おりがみ」のお手伝いをさせてもらった。
「おりがみ」の制作過程はそこそこに、最後に登場した色とりどりのクレヨンに一層眼を輝かせる子供たち。
制作した折り紙のシャツを1色には塗りつぶさずに、全ての色を使いたい欲求から線ごとに色を変えてストライプ柄やチェック柄を描いていく。
そして気が付くと、明るい原色のクレヨンが持っていかれて無い。それどころか、折り紙の本など開始早々無い。
果てしなく貪欲で向上心のあるケニアの子供たち・・・。
JICAブースはその他にも廃材を利用した竹とんぼや凧などの遊び道具作りや、浴衣、植物の紹介など常に満員御礼であった。
特に各自が持参した昼食(主に菓子パン)を食べている休憩時間中は、多くの人垣が私たちを取り囲み食べ物と口元だけをじっと見つめられ続けるという緊迫した状況・・・。
「ひとくちだけちょうだい!」
意を決したように一歩前進して沈黙を破ったのは、なんと一人の中年男性だった。
おっちゃん…、子供が見てますから…。
その勇気、他の事に使ってください。
他のブースには、VCT(モバイルHIV検査)のテントやダンスや劇、テコンドーの大会もあり、イベントの面白さとパワーを存分に実感できた一日だった。
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