2010年9月3日金曜日

職場案内③

水曜日はチャイルドデーということで、0~10歳までの陽性者の子供たちを中心に診察することになっている。一般の診察と重なり、一週間の中で一番込み合う曜日だ。そして、その子供の数の多さに圧倒されると同時に、死ぬまで薬を飲み続けることを約束された彼らの笑顔をみて色んな想いがこみ上げてくる。

相変わらず待ち時間の長い中、仲良くしているおばちゃんナースに「ちょっとこっちにおいで」と待合室に手招きされた。何だろう?といってみると
「はい。今日はこのお姉さんがみんなと一緒に遊んでくれますよ~。芝生に移動しましょう!」という完全な無茶ぶり。
教師経験を買われてのことであるが、相手は専門外の2歳から12歳までと幅広く、みんなスワヒリ語か民族語しか話せない。
変な緊張感の中、とにかく言葉がなくても楽しめるアルプス一万尺やら手品やらの手遊びと、腕相撲やカバンに忍ばせておいた折り紙でなんとかしのいだ。解散した後も自慢げに折り紙で作った「だまし舟」や「カメラ」で遊び続ける彼らを見てほのぼのとした。
来週はもっと盛り上がるものを用意してやろうと思っている。
(小学校隊員の皆さん、何かいいアイデアがありましたら是非!)

本日、周りのスタッフに絶句されたこと。

「日本ではHIV陽性者の幼児に対して、どんなケアがされているの?」
という、質問に対し、
「日本でHIV陽性者の幼児を見たことがありません。」
と、私が答えたことに対しての絶句。

それと、チャイの時間に
「MIHARUはうちの娘(19歳)と同世代だわ。仲良くしてあげてね!」
という、ナースの言葉に対して
「私は、30歳ですが。」
と、私が答えたことに対しての絶句。

そして、本日、私が絶句したこと。

この1週間この施設を参考にするため視察に来ている他の機関の職員に(年配の男性2人)Dr.デイビッドがソリティア(パソコンゲーム)の方法を丁寧に教えていたこと。

そして、視察している側も頑張って挑戦していたこと。

ま、色んなことが起きてます・・・。

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