午前中の業務をしていると、昨日意気投合したイギリスの研究者Ms.ローラの姿!
「MIHARU! 明日の会議の連絡だけど、中止になったみたい。今度は1ヶ月後だって。」
「あ、そうっすか・・・。」
やはりここは、ケニアであった。
「ひらけてない。・・・か。」
昨日のブログを思い出したが、そんなことで落ち込むような今の私ではない。
そうなれば1ヵ月後に向けて準備を進めるのみである。
ところで、
本日は私の仕事で使う血圧計のバッテリーが切れて使えなくなってしまった。
そう。バッテリーということは電子式である。
なぜがうちの診療所、極端に血圧計だけが近代化を遂げていて、毎回オムロンの自動血圧計を使っている。使用後はカギのかかった引き出しに厳重に保管される貴重品だ。
そこで今日、代わりに登場したのがアナログ式の血圧計と聴診器。
手でプシュプシュと空気を送るタイプのアレである。
「MIHARU、これの使い方わかる?」と聞かれ、
何年か前に、1度だけやったことがあったかな・・・・。と思うより前に、
「もちろん。できます。」
と、しゃべっていた。
記憶をたどってやってみたが、記憶違いではなかったようで無事に一人目を終えた。
白衣を着ている上に、聴診器を首からぶら下げて、完全に見た目は女医。
若干、自分でもなりきっている。
おまけに隣りでは、パートナーDr.ギトンガが記録をとっている。
「ん?何か、違う?立場逆転?」と思いつつも、測定を続ける。
午後からは、なんとDr.ギトンガが外出した。
そこで患者と2人きりの間を持たすために、
「最近、調子どう?」
と、タモさん風に聞いてみる。
そうすると、患者は聞いて欲しい話をベラベラとスワヒリ語&民族語で話し出す。
その話をこれ以上ない笑顔でケニア風の相槌を打ちながら聞き流す。
まったく理解できるレベルではない。
しかし、なぜかこちらが理解できていないことは、まったくバレない。
そしてもちろん、体調のよさそうな人にしか聞かない。
ようやく血圧の数値が出ると
「うん、問題ない。とっても良好ですよ!」
といって送り出す。
適当~~。
でもなんとなく、患者もうれしそうに帰っていく。
またまた、笑顔の威力と、白衣の威力を思い知った。
アナログ式の血圧計は非常に手間がかかるため、
とっても仕事している気になった本日の血圧測定であった。
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