先週から勤務が始まったが、カウンターパートの不在のため全く私のことを把握していない彼らに「とにかく約2年間ここで働く。」「毎日来るから。」ということをアピールし続けた先週の4日間。
そして、週末をはさんで今日で5日目の勤務。
日本で8年間教師をやっていたころは、
常に優先順位を考えて、
時間をいかに効率的に生みだすかということを考え、
「忙しい。」という言葉は、
決して口に出すまい。
と思って仕事をしていた。
ケニアの病院では、
常に自分に出来そうなことを考えて、
時間をいかにして有効的につぶすかということを考え、
「暇だ。」という言葉は、
決して口に出すまい。
と思って立っている状態である。
私の1日の仕事量=日本:ケニア=100:13
場所の違いやボランティアとして立場の違いもあるが、
全体を見てもざっとこんなもんな気がする。
【この施設の一日の動き】 【私の仕事】
日替わりで健康ミニ講座 ・スワヒリで展開される講座を横で聞き流す。
9時から受付開始 ・受付業務
データ入力・カルテ準備 ・データ入力・カルテ準備
〈HIV陽性患者に対して〉
血圧・体重 ・血圧をひたすら測る
栄養指導・カウンセリング ・体重も測る
診察作成 ・処方箋作成を手伝い
〈HIV感染をチェックしに来た人に対して〉
採血・検査・診断
カウンセリング
・10時過ぎからチャイの準備にいくことも
11時頃からチャイ ・チャイを飲む・歓談
12時頃からランチ ・目の前にいる人とスワヒリ語でお話
2時過ぎに再びみんなが揃いだし ・やれそうなことをひたすら探す
患者がいれば午前の続き ・4時が来るのを待つ
いなければ
各部屋で歓談やパソコンゲーム。
4時過ぎ片付けはじめ、 ・片付けの手伝い
4時半頃順次帰宅し始める。 ・帰宅
この施設に定期的に通う患者数は約4,500名。
それとは別に、5歳以下の子供が約400名。
全てHIV陽性者である。
それに加え、検査をしに来た人の中で発覚した新規HIV陽性患者が1日約5人ほど増えていく。患者たちは3カ月置きに診察と治療薬(無料)をもらいにこの施設へやって来る。
陽性であることが前提であるようなこの施設内で、プライバシーの保護は一切考慮されていない。
今日も患者の名前を、遠くの部屋から叫んでいる状態である。
思うところは、多々ある。
しかし今はじっと我慢して、人間関係の構築に努めている。
押さえるべき(敵に回してはいけない)女性集団についてもしっかり把握し、その辺は本当に楽しくやらせてもらっている。
それにしてもこの施設、午後からのパソコンゲーム熱中率は高い。
ソリティアとスパイダーが人気を二分している状態である。
私の午後はというと、とにかく出来ることからコツコツと。
日本の体育教師らしく(?)
「環境の乱れは、心の乱れ!」と言わんばかりに、
先週は待合室のイスの修理と新たなイスの作成、バナナの皮からトウモロコシの芯までやりたい放題に芝生に捨ててあるゴミ拾いをした。
本日は、ドライバーセットを持参し、閉まらない受付のドアを取り外し付け替えた。
明日は、庭にデイジーの花を植えるつもりだ。
みんな「MIHARUが今度は何をしだすのか」ということを気にかけてくれて、
(というより、存在意義をかけて!
気にかけてもらえるようにわざと目立つようにやっている。)
「いい仕事だ!」
と、今のところは喜んでくれている。
「少なくとも、最初の半年~1年は様子を見る期間に。」
と、JICAからも担当者からも先輩隊員からも言われていて、
自分の社会人経験からしても
「最初1年間の1クールは見ないと把握は難しいだろう。」 と思っていたが、
なんとなく、なんとな~くだが任地訪問および先週の4日間でこの施設の働きが大体分かってしまったんではないか、というような錯覚に陥いってしまう。
それほどやることが限られているということと、
何よりも以前紹介した、このおっちゃん医者Dr.デイビットが本当に
何でも懇切丁寧に教えてくれるからである。
すでに冗談をいう仲。(スワヒリ語ではあるが、おそらくおやじギャグの域)
2 件のコメント:
この先生の顔。
最高です。
ガッツの存在価値を上げるため
毎日できることをがんばって!
私もソリティア大好き!
ケニアの方々とうまくやっていけそう(笑)
SARI-Jさん
ありがとう!!
そやろ~(笑)
この写真みせたら、かなり満足げやった。
他にもおもろい人おるから
また紹介します。
新学期頑張って~~!!
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