たまたま最初に声をかけてきた切符売りが格安な値段で交渉してきたためである。
満席になると出発するというシステムのため、マタツにもバスにも時刻表は存在しない。
よってこの日、座席で太陽に照りつけられながら出発するまで2時間待った。
もう決して大型バスを利用しないと、1時間半を過ぎたあたりで強く心に誓った。
同じバスに乗っていたアラブ人は、朝早くから4時間車中で待っていたらしく、怒り疲れていた。
恐ろしい・・・。
4時間もあれば、夢の乗り物「新幹線」で滋賀から東京を往復できてしまう。
日本の大型バスと大きく違うのは座席の配列である。
日本のように両サイドに2人掛け席ではなく、通路をまたいで2人掛けと3人掛けの配置となるため1人当たりのスペースが狭い。前後の間隔も然り。
それに加え、2人掛け席の窓際に座った私の隣りには、これでもか!!と言わんばかりの、ダイナマイトバスト&ダイナマイトヒップの女性がお座りになってしまい、
すでに脚が前の座席にぶち当たっているその女性の肉体はもちろん横に広がる。
結局、その女性と窓にキュウキュウに挟まれながら約5時間移動する羽目になった。
ケニアにきて初めてエアバック付きの座席に座った錯覚であった。
しかし、既に開ききっているエアバック。
衝撃以外に色んなものを吸収された気がした。
貴重な経験であった。
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