2010年7月20日火曜日

任地訪問1日目

さて、いよいよ待ちに待った任地訪問。
バックパックに4日分の荷物を詰め込んで元気よく出発した。
と思ったのも束の間、治安の悪いナイロビの中心にある巨大マタツステーションまで行くと、人と車がごった返していて緊張感が一気に高まった。

ここから一人になる。
ナイバシャ行きのチケットを購入し、日本人であるがゆえに、周囲がじ~~~っとこちらを見ていることを感じつつマタツへ乗り込む。
パンパンのバックパックを膝の上に抱えギュウギュウ詰めになりながら出発した。

私の任地、ナイバシャまでは1.5~2時間と聞いている。
今回の隊員の中では最もナイロビから近い任地だ。
JICAからは、犯罪被害防止のためマタツの中では寝てはいけない。日本とは違うということを肝に命じよ!
ということを再三言われているので、約8時間とか一晩かけて移動する他の隊員に比べれば非常にありがたい移動距離である。
横に乗っているケニア人はじろじろ見てくるが、この人と話すまでもなく2時間くらいは起きていられるだろうとじっと窓の外を見つつ、
ナイロビ市内とは全く違う大自然の景色を楽しみながら向かうことにした。

40分程走ったところで運転席から“ピーーー”という電子音が鳴り続いた。
続いて“プスッ”といって、エンジンが止まった。
しーんと静まりかえる車内。
何度キーを回しても復活しないエンジン、どうやらオーバーヒートしたようだ。
旅にトラブルはつきものだなぁ。と割とのんびり思いながら、このトラブルで1時間ほど待機することになる。
乗客はみんな仕方なく、車内で休んだり外で寝転がったりして復活するのを待った。
そして何かを施したわけではないが、頃合いを見てみんながマタツに乗り込み、先程から何の学習力もないまま再びぶっ飛ばして走り出したマタツ。
まぁ、動いたからいいか、と私もホッと胸をなでおろしウトウト・・・・。ちょっとひと眠り。
もう、そろそろ着くころかなと目覚めたもののバスが止まる雰囲気ではないので、ようやく横のケニア人とスワヒリ語の練習を開始。
自己紹介を済ませ、日本の紹介を済ませ、

“Ninaenda Nivasha”  “Nitafika Naivasha saa ngapi?”
(私はナイバシャに行きます。ナイバシャには何時頃到着しますか?)

と聞いたら、返ってきた答えが

「ナイバシャは、もう過ぎましたよ。」

というものだった。

寝過ごした~、初日からやってしまった~~。笑いが止まらない。

「Kweli?」(本当?)
覚えた言葉もむなしく響きわたり、現実を受け止めることに。

“Do you have any idea?”(何かいい方法はありませんか?)

そう聞く私に、マタツの乗客みんなが「この日本人をどうすれば安全にナイバシャに行かせることができるのか」を相談してくれて、最も安全そうな場所で運転手がパッシングを送り続け反対車線の空いてるマタツを見つけてくれて、逆方向へ30キロほど戻りナイバシャに無事到着!
ケニア人優しい!!

さて、これから1年半働く土地に一歩降りると、大勢の物売りや運転手をが取り囲む。
それを振り切るようにして大家さんのもとへ。

まだ準備中の住居はなかなかよい物件だった。


とにかく、部屋数が多くゲストルームもあるので、御覧の皆さんでこちらに来る予定の方はぜひ家に!
びわ湖を思い出させるような、ナイバシャ湖が一望出来る素晴らしい環境!

その後、近所の警察署に挨拶をする。
事前に聞いていた担当者は転勤のためそこにはいなかったが、別の警察官としっかり連絡先の交換をして宿舎にチェックイン。

なんとか無事に?1日目が終了した。

2 件のコメント:

sari さんのコメント...

やっぱりどこでも生活していけるね・・・

マタツで寝ないってとこがきついね。
いつでもどこでも眠れるあなたに
寝てはいけないって制限をするなんてね。

ケニア人は優しいんね☆
私も日本で困っている外国人を見つけたら
親切にしようと心に誓いました!

しかし1年半暮らす環境がよさそうで安心!

Miharu Shimizu さんのコメント...

そう!眺め最高です。湖のまわりは観光スポットもいっぱいあるみたいなのでその辺は楽しめそうな予感。

寝てしまったねぇ~。
てか、寝るよね。
私ですから・・・。
皆さんに助けてもらいつつ、ここでも頑張るわ~。