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2011年11月29日火曜日

東中央アフリカ最大の小学校。

今回のHIV/AIDS巡回授業の最後は東中央アフリカで最大の生徒数を誇るプライマリースクール。

ここは友達のドッティの父親が働いている学校ということで過去にも2度訪問したことがあり、
「短期集中でより大きな効果」を期待してしまう私にとっては
そんな学校が自分の任地にあるという幸運を感じずにはいられない。
何としても授業に行っておきたい学校のひとつだった。

午後から終業式があるという日の午前中に何とか行かせてもらえないか?
とダメもとで、しかもその前日にお願いしてみたところ、すんなり了解してくれた。

ケニアでは2週間前に前もって予約するより、その場での頼み込みの方が、断然有利な場合が多い。
ケニア人の無計画さの中の土壇場の柔軟性を狙い、どさくさに紛れ込んでいく術をこの1年でモノにした気がする。

対象とする7年生(13歳)の生徒数は約500名。5クラス編成ということで1クラス100名に担任1名!!
日本の感覚では、ありえないほど恐ろしいこの比率。

全校生徒3500名を軽く超えてる!!

8年生に進級してもクラス替えはないということなので、
今回は1クラスのみに行い、来年度に残りの4クラスに授業をしに来るということで簡単にまとまった。

さて、呼ばれて入った教室には、生徒がギュウギュウ詰め状態。


「日本の教室よりもはるかに小さい教室に100名はさすがにしんどいなぁ」と思いながら、


「それにしても前日に行った120名の生徒数よりも多い気がするなぁ」と感じて、聞いてみると、


「もう1クラスが、どうしても今日がいいっていうから2クラス合同にしたよ」とのこと。



どうりで、、、ん!?てことは、200名もいんの!?
カオス~~!!



発表の際も机の上を乗り継いで・・・
こんな感じではるばるやって来てくれます。
妄想タイムも
人数が多い分、熱気ムンムン。

妄想シェアタイムも盛り上がる

しかしその分、普段から100名の生徒を束ねている担任の先生たちの統制力は半端なく、
一つ一つの指示が生徒たちにしっかり行き渡っていた。


先生方が前もって指示を出したりしてくれることでメリハリがあり、授業中にも話を聞く環境がちゃんと保たれていたことにとても感心した。

「性のことを話すこともあり30~40名が理想であり、希望だ。」と半年前に交渉していたことが嘘のよう・・・。

普段の集団生活に慣れているせいか、物怖じせずにみんな積極的に発言してくれることで、
性のことやHIVのことを話すことへのイメージ改革につなげてもいいのかもと考える反面、

性という営みについては声を大にして語るものではなく、やはりデリケートな部分であり、
それにふさわしい雰囲気も大切にしないといけないなと感じる。

これはエイズ対策隊員としていつも性について考えているあまりに、麻痺してきている部分・・・。


この日は同期隊員の洋子先生にも見学に来てもらい、最後にはギターも披露してもらって、
授業をより印象づけてもらい活気に満ちた授業となる手助けをしてもらった。

1月からの次のタームに残りのクラス、他の学年にまた行こう。



*洋子隊員のブログでも今回の授業を紹介してもらいました。
ワンマンライブありがとう!また来てや~!(にょきにょき日記『出張授業』

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