2011年11月24日木曜日

チャクラ、チャクラ。

今日もHIV/AIDS教育のため学校へ向かった。

ほとんどの学校が期末テストを終えて、長期休みに入っていく今週。
先生たちがテストの採点に追われる長期休みまでのこの期間は、どの学校も特に予定がないようですんなりと授業をさせてくれる。

11月に入ってから本日で7校目の訪問。
相変らず生徒の反応が面白い。

『想像は自由だ!さぁ、あなたと未来の恋人を想像してみよう!何したいかな?』

笑いが止まらず、少しふざけ気味の男子生徒に
「君の想像したこと、みんなに教えてくれるかな?」と指名。

モジモジ・・・・。
ふざける生徒に限って、発表となると尻込みするのは日本でもよくあるパターン。

「大体なぁ、ケニアでHIV/AIDSの感染が拡大する状況を作ってるのはアンタたち男どもなんやからな!
禁欲できるとか言って、欲求をコントロールすることが本当に難しいって、ちゃんとわかってんのか!?
あん!?君に聞いてるんだよ、君に!?」

と、普段のHIV/ AIDSの現場で私が感じている「若者の性行動の無責任さへの怒り」の
とばっちりを真っ向に受けて若干硬直気味の男子生徒。
「つか、何でオレ叱られてんの??」って顔してる。

教室内、シーン・・・。
その場に居合わせた男の先生1人が失笑・・・。

すいません、わたくし少々取り乱しました。・・・クルリンパ。

それにしても、色んな反応を見られる授業は面白い。

最近はなんとギターで『日本の歌を歌って欲しい』と、アンコールが出るようにもなった。

今回2回目となる森山直太朗の『さくら』をギターで弾き語る。

最後にみんなで「さ~くら~ さ~くら~」の部分のみを合唱しながらリピート。

リピートしているうちに「さく~ら~」が「チャク~ラ~」とスワヒリ語の「食事」を意味する言葉に変化し、
そういえば昼時ということでお腹もちょうどすいたなーということで、今日はお開きとなった。

みんな配膳に並びながら、「ちゃく~ら~ ちゃ~くら~」と歌い続けていた。

なんて幸せな光景なんだろうっていう一日だった。




本日は120名がひとつの教室にギュウギュウ詰めに。




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