2010‐2012年の2年間、青年海外協力隊(ケニア・エイズ対策隊員)として活動した記録です。現在の日本の活動はこのブログ内の別ページをご覧ください。
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2010年7月23日金曜日
任地訪問最終日。
4日間お世話になった宿舎の人々に別れを告げ、今日は余裕を持って7時45分に病院に到着。
案の定、8時20分頃にみんなが揃い出した。
この日も昨日の続きで、2つの施設をまわった。
そのうちの1つの診療所には、産科があり分娩室や治療室などを見て回った。
今まで見た中でも衛生環境は整っている方だ。生涯平均で4~5人の子を産むといわれるケニア。赤ちゃんを連れた母親をどこの病院でもわんさか見てきた。
しかし、5つほどあるベッドはガラ空き状態。入院中の妊婦の姿はなく、産後の人も見かけない。
なぜ?
聞いてみると生む直前に病院に来て、生んだその日に家に帰るかららしい。
そして、産婆さんに家に来てもらって出産する人も多くいるとのこと。
日本の場合は、母子ともに確か1週間ほど病院で安静にしていたような・・・。
無菌室に入った日本の新生児を想うと、恐るべしケニア人の生命力。
ケニアでは10時と3時頃にチャイ(お茶)の時間があって、昼食にも2時間程かけると聞いていた。が、この2日間は車で移動していたためそれらがなかった。
同僚に確認してみると、なんと「休憩はないし、昼食も基本的には摂らないよ。」とのこと・・・。
ちょっとびっくり。
「ミハル、お腹がすくようならスナックをつまんでもいいよ。」との事だったので、仕事が始まったら茹でたトウモロコシでも持っていこうかと考えている。
移動中の車内では、日本のことについて色んなことを質問してくれた。
宗教は何を信じているのか。
中国からいつ独立したのか。
マタツはどれくらい走っているのか。
家畜は何が主流か。
などなど・・・。
これらの質問だけでも、いかに日本のイメージが薄いのかがわかる。
これらの質問に皆さんなら何と答えるだろうか?
私なりに一つ一つに答え、大変驚かれながら予定から1時間遅れて帰りのナイロビ行きのマタツに飛び乗った。
これから同僚となる人々は、大変優しかった。いつも私を気遣ってくれて、分かりやすい言葉で声をかけてくれる。帰りのマタツやナイロビに着いてからのことも細かく教えてくれて、無事に着いたら連絡をするように声をかけてくれた。
私には、自分たちの仕事に誇りを持っていて信頼できる集団に映った。
この人たちと一緒に働ける喜びを感じられる活動にしたい。
そのためには、医療用語を含めた英語力の向上は急務だ。
それに加え意外なまでに必要性を感じたスワヒリ語もさらに勉強しなければならない。
多くの危機感がちゃんと次につながっていくように、赴任に向けて準備していこうと思う。
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2 件のコメント:
美春ちゃん!元気でがんばってますね。
あなたの故郷、日本から応援してます(笑)
明後日、お母さんのお供で大阪か、京都をぶらりかな?
とにかく、体調を崩さないよう気をつけてください。
ブログ楽しみに見ますね。では、おやすみなさい!
宏枝さん!コメントありがとうございます。あの日大阪で見たマサイ族を、今やケニアで何人も見ています。遠いようで案外近いケニアです。
京都、大阪でのおしゃべり^^楽しんでくださいね~!
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