2011年9月27日火曜日

会いたかった人。

昨朝ネットのニュースで、ワンガリ・マータイさんの訃報を知った。
いつの写真を見ても満面の笑顔からは力強さが伝わった。
彼女はノーベル平和賞を受賞し、日本の『MOTTAINAI』の言葉を世界に広めたケニアの女性である。


「人間の生命には限度がある。
伝えたい気持ちは素直に伝え、
会いたい人には素直に会っておくことだ」

大学時代に出会った言葉が胸に突き刺さった。
衝撃が走った。


実は今年の3月、彼女と会える機会があった。
普段、私がよく活動を共にしているエスタはナイバシャ県に13人いる議員の中で唯一の女性議員ということもあり、マータイさんと同じく女性の地位向上運動やグリーンベルト運動なども行っているため、彼女とはとても親しい仲だった。
マータイさんに一度会ってみたいという私の横で早速マータイさんにSMSメールを送ってくれた。
『日本から来ている私の友人があなたにとても会いたがっているの。
 彼女はとてもアクティブな女の子よ。明日、時間はありますか?』
すぐにではなく、その3日後に返事が来た。
『公務で海外に行っていました。喜んで、私も会いたいです。
 2日後はナイロビにいるので、よかったら遊びに来てください。』という内容だった。
飛び上がるほどの興奮は決して冷めることなく、その夜、彼女のことを今一度詳しく調べて、直接会って話したいことをノートにまとめて準備をした。
このアフリカで女性の地位向上を叫び、独裁政権を敵に回すことがどれほど過酷なのものだったか
権力者に絶対従順で変化を嫌う社会の中で、
度重なる投獄に屈せずに変化を起こし続ける強い意思を持ち続けた女性に、
「そこまであなたを掻き立てたものは何なのですか?」と、直接会って聞いてみたかった。
そして、日本の子供たちや、ケニアの子供たちにもメッセージをもらいたかったし、
何よりも、自分が本人に直接会うことで何を感じるのか、とても興味があった。
しかしその当日、エスタに会議が入ってしまい次回に持ち越しとなったまま半年の月日が流れ、
昨朝の訃報となったのだ。
帰国する3月までまだ1年あるし・・・とその時は思っていた。
机の中には、プレゼントに用意した扇子がきれいな和紙に包まれてまだ置いてある。
全部、もう出来ないこととなった。


あの時もっと粘ればよかったと、後悔している。


さて、あなたには今、会いたい人がいるでしょうか?
「人間の生命には限度がある。
 伝えたい気持ちは素直に伝え、
 会いたい人には素直に会っておくことだ」

マータイさんのご冥福を心からお祈りします。

2 件のコメント:

MINATO さんのコメント...

僕も同じニュースに驚いた一人です。
会いたい人、伝えたい人。
大切な事ですよね、うん。

MIHARU さんのコメント...

>みなちゃん
ドミでボ~っとしてたのに、衝撃だったよ。
明日を約束されている人なんて、誰一人いないのにね。

マータイさんの意志を受け継いだ人たちをはじめ
これを機に世論や世界がいい方向に動いたらなぁ。
しかし、会いたかった~!