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2010年10月27日水曜日

こうなるよね。

昨日の会議を経て、迎えた今日の午後。

センターには・・・・・・。

スタッフ誰もおらんや~~ん!!

と、一人突っ込む日本人がいた。


恐ろしく改善されなかった翌日。

いつも想像をちょっぴり越してくるケニアンたち。

確かに今日は朝から患者が少ない日だった。
しかし、ゼロではない。

それどころか、看護士と医者の1人が3時を過ぎても戻ってこない。

2人とも50歳手前。11時過ぎに既に家に帰ったらしい。

わかりやすい「逃避」だこと。


午後に来た患者には、いつものように声をかける。

目的の決まっている午前の患者と違い、個々への対応が必要な患者が多いのが午後。

どの患者にも要求を聞いてはみるが、対応できないことも多く、

わかったところで医者も栄養士も看護師も受付も居ないので、

「もう“しばらく”お待ちください。」としか言いようがない。

その“しばらく”が2時間を越えることもある日常。

今日も、その言葉を繰り返した。
患者のどうしようもなく疲れた雰囲気を痛いほど感じながら。

想像して欲しい。

あなたが行った病院にスタッフが誰もいなくて、
片言の日本語しか話せない黒人が1人だけ受付にいて
「ミンナハ イツカエッテクルカ ワカリマセン」
と話してくるような病院。

「よりによって、唯一いるのがなんで片言の外国人やねん?!」

私だったらすぐ帰りたい。違う病院に行きたい。

そんなケニアの病院に私はいるのだ。しかも、笑顔で。

しかし、HIV患者たちは3時間越しても待つのである。
それだけ待ってでも、薬をもらわなければならない現状があるから。


他人を変えられるとは思わない。
他人には自分の力で変わってもらって、それを自分がやったんだと実感して欲しい。

その変化の原動力となる心の部分にどう迫れるか。
何がスタッフたちに響くのか、どう動き始めるべきか、
今日はまたまた考えさせられた一日だった。

ま~、毎日何かしら考え続けてます~。

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