「実は、もうとっくに出来てたりして。」
こんな話を以前ケニアの医者や語学の先生と話したことがある。
治療薬が出来たことに「喜ぶ人の数」と、「喜ばない人の数」、さてどっちが多いのだろうか、と。
エイズの起源は世界諸説あるが最も有名なのはチンバンジー説だろうか。
その中に「エイズ陰謀説」というものがある。
HIVの爆発的な感染拡大には人の手が加えられていたという説。
欧米の科学者が人口増加を防ぐためにアフリカ(黒人)にばら撒いた生物兵器としてのHIVウイルスだとか、
欧米の製薬会社が、高価な薬を売りつけるためにばら撒いたウイルスだとか。
「HIV感染しても、正しい治療と薬の服用を一生続けることで生きていくことが出来るエイズという病気」
ケニアだけでなく、世界のHIV感染者の3分の2がいるサブサハラアフリカの各国はその対策の全てを欧米や日本などの先進国からの援助で行っている。
HIV/AIDSとは「援助する側」と「援助される側」の上下関係を絶対的なものにし続ける道具なのかもしれない。
先日お亡くなりになったマータイさんもノーベル平和賞受賞の席上でエイズ陰謀説に賛成するコメントを残していた。
ケニアの医療現場で目の当たりにしている現状は、そういった考えを容易に想像させることも確か。
それだけアフリカのエイズ対策は、検査も治療も薬も予防も教育も援助資金なしでは回らないようになっている。
対策という名で、わざわざお金がかかる方法を指し示している気もする。
陽性者には無料のコンドームを渡すのではなく性行為禁止か、コンドーム購入かの選択肢を。
陽性の母親には、まず子供を作らないという選択肢を。
赴任当初から同期のエイズ対策隊員とよく話すこと。
・エイズは特別な病気なんだろうか。
・ただ周りが騒ぎ過ぎているだけでは?
・糖尿病や高血圧症と同じ慢性疾患と位置づければここまで騒ぐものでもないのでは?
・ケニアの人にとって、エイズってどんな位置づけなんだろうか?
・予防教育は絶対必要だと感じているが、その上で自らの意志で予防しない人、検査しない人、治療しない人たちは、いっそ放っておいてもいいのではないか。彼らは選択しているのだから。
・長い目で見れば、自然に任せて彼らに考える機会を作ってあげるほうが一番かも。
エイズの起源にしてもこういった話にしても、推測の域を出ないのだけど、エイズについてま~あれこれ考えます。
3 件のコメント:
僕はかつて虫歯について同じ事を考えました(笑)
赤ちゃんの時はいない虫歯菌。。。
ほんとはもう虫歯菌を倒す薬はあるけど
歯医者が困るから作らないんじゃないかと。。。
虫歯気にしないでいいくらい
毎晩甘いお菓子食べた~い!!
>コータ
かわいいコメントありがとう!
私の周りって甘党男子ばっかりな気がする~。
とはいえ、最近の私はチョコ中毒におかされています。
板チョコ1枚の値段で現地食2食分くらい高価なのに~。
AIDS患者からはHIVは検出できなかった。
ではどのようにして検査しているのだろうか?
https://www.youtube.com/watch?v=9ChNy4Ow9ws
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