2011年10月18日火曜日

MauMau。

日常なのか非日常なのか、もはやもうどっちかわからない一日が今日も終わりを告げようとしている。

いつもかわいがってくれるPMTCT病棟のおばちゃんたちと
ひと仕事終えてチャイの時間。

同じ病院内の配属先事務所に顔を出すが、今日も誰もいない。
廊下に山積みされた無料コンドームの箱たち。
今回は中国からの贈り物。
午後はスーパー「NAIVAS(ナイバス)」本店に出向き、コンドーム販売コーナーに予防啓発ポスターの掲示依頼。
先週一人で行った際には宣伝費がかかるといわれたが、今回はエスタを連れて行った。
ケニアにおいて権力者の力は大変偉大であり、ケニア全土のナイバスへの掲示を相談していただけることになり、ニヤリ。

その後、エスタが美容院に髪のお直しに立ち寄る。
ここはエスタが数年前にストリートから保護した女の子たちが働いている美容院。

みんながんばっている。
お店に来ていた他のお客さんを見学
本当にオシャレなケニア人。
編みこんで、付け毛も縫いこんで
2~3時間かけて、2~3人でこってり作り上げます。
 その後、引き続きエスタが「年寄りに会う」ということで、ふらりと連れて行かれた民家の一角に30~40人のお年寄りが大集合。
この人たちは「MauMau」というグループの人たちだと教えてもらった。
結局、集会は全部キクユ語でさっぱりわからなかったが、最近このグループに何か上向きなことがあったのか、おじいちゃん、おばあちゃんたちは、エスタの言葉に大いにうなずき、笑い、真剣に耳を傾けていた。


その後にあった予定は、ここ最近続いている時期はずれの大雨が降り止まずに中止となり帰宅。

先程調べたら「MauMau」とは、英国植民地時代に独立闘争をおこなったキクユ族で組織された戦士たちの総称らしい。

歴史のことはさっぱりわからないけれど、スワヒリ語の自己紹介も無駄に元気にできたし、
ムズング(白人)といっても英国出身でなくてよかったかな。と、少しホッとした。

この青のスーツのじいさんは、話していて興奮が止まらなくなると
自分の左手の甲に唾を吹きつけるという行為をはさむ。
計5回は見たが、あれは何だったのだろう。

謎であった。

こんな、任地での日常。

あ、日常でしたね。




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