NTC(福島県国内訓練所)を終了したときに、仲間が作ってくれた冊子に自分が書いた一言。
『現状維持は退化なり』
よく聞かれるが、「日本に早く帰りたい。」とも、「ケニアにもっといたい。」とも、どちらとも案外思わないもので
決められている任期を自分としてどのようにして全うするかという一点を考える日常が続いている。
しかし、ぬるま湯体質で、悪い意味でとっても要領がいい私のこと。
このまま今までと同じように活動していくことの気楽さに気付いている現在、
自分自身で緊張感や刺激のあることを仕掛けねば簡単に腐りきってしまう。
というか、もう既に腐敗し始めているのかもしれないとも思う。
私の場合、配属先からJICAにボランティアを要請した人物は
私がケニアに来る前にとっくに他の病院に異動している。
私がケニアに来る前にとっくに他の病院に異動している。
こういった場合、後任に引継ぎなどされていないのはケニアでは当たり前で、
私というボランティアが何のためにここに来ているのか職場の人はみんな知らない。
そのため、今までカウンターパートから「勝手に動き回るな」と言われたことはあれど、
配属先から指示を出されたことは一度もない。
配属先から指示を出されたことは一度もない。
今まで自分の衝動を頼りに色んな場所に足を運び、直感を頼りに人と繋がり、
気の赴くままに行動してきた。
気の赴くままに行動してきた。
そして、これらは協力隊にはよくある話。
『ん?それがどうしたよ!?』と、ここに来る前の私なら一蹴しているだろう。
『ん?それがどうしたよ!?』と、ここに来る前の私なら一蹴しているだろう。
そんな中でスタートした活動を振り返ってみると、明らかに失敗した数が少ない。
それは、挑戦した数が少ないということを意味する。
「うまくいく活動」が目的でないことは、頭では解っている。
クセになる前にこの退化を止める。
2 件のコメント:
慣れたというかだれた毎日を送っている身としては、
身に染みた記事でした。
「あと1年、されど1年」でどこまでできるかを考えると、
頭でっかちな自分は、「とにかく動こう」
という風に思う今日この頃です。
>ガクさん
そうなんですよねぇ。
『事件はお前の頭ん中で起きてんじゃない!
現場で起きてるんだ!』と、現場にいながら思います。
難しいと思い込んでいることに、具体的に動いていかないと
回りも自分も何も変わらないですよね。
って、改めて思えました。
コメントありがとうございます!
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