2011年7月20日水曜日

木陰で読書。



キャラバンの移動日を利用して、普段はなかなか足を運べない隊員の任地にもお邪魔した。






今回訪れた中では一番暑い地域、ヴィクトリア湖沿いにあるホマベイ。


マタツで到着するなり灼熱の太陽の下、木陰を探す。






2人の少年が木陰にあるベンチに腰掛け熱心に読書をしていた。






『勉強熱心だねぇ~』






2人が覗き込む本に目をやると、それは俗にいうエロ本だった。






なんせHIV/AIDSキャラバン中だったこともあり


驚きよりも「ケニア人もエロ本みるんや!」という発見への興奮が完全に上回る。






若者の性行動実態調査に切り替わり、そこから少年たちへの怒涛の質問攻め。






近くでサッカーボールを蹴飛ばしているお兄ちゃんの所有物とのこと。






そのお兄ちゃんと呼ばれる少年は、捨ててあったから拾ったとのこと。










1冊100シル。カラーページあり。



その雑誌の中身は文章がやたら多く、一切モザイクなしで、何というかとてもグロかった。






黒人も白人も、何組もの性交の瞬間が所狭しと並んでいる。






あ、それがエロ本か。






木の陰で保存されている、みんなの共有物のようだ。






ならばと、背表紙にしっかりとHIV/AIDS予防啓発のステッカーを貼ってやった。










その後も13歳の少年2人は引き続きその本を読み耽っていた。






お邪魔いたしました。

2 件のコメント:

MASARU さんのコメント...

健全な男子である証拠ですな!
素晴らしい!
そしてその聖域にためらいなく割り込む、ガッツさんも素敵!
そんな姉ちゃんがおればな~。

Miharu Shimizu さんのコメント...

>MASARUくん

健全な男性からの貴重なコメントありがとう!
聖域は汚しちゃいかんよね。

エイズ対策の職種としては
男性から見たケニアの性社会が知れないのが悔しい。
そこに何か解決の糸口が転がってるように思うんだけど。