2010‐2012年の2年間、青年海外協力隊(ケニア・エイズ対策隊員)として活動した記録です。現在の日本の活動はこのブログ内の別ページをご覧ください。
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2011年7月20日水曜日
木陰で読書。
キャラバンの移動日を利用して、普段はなかなか足を運べない隊員の任地にもお邪魔した。
今回訪れた中では一番暑い地域、ヴィクトリア湖沿いにあるホマベイ。
マタツで到着するなり灼熱の太陽の下、木陰を探す。
2人の少年が木陰にあるベンチに腰掛け熱心に読書をしていた。
『勉強熱心だねぇ~』
2人が覗き込む本に目をやると、それは俗にいうエロ本だった。
なんせHIV/AIDSキャラバン中だったこともあり
驚きよりも「ケニア人もエロ本みるんや!」という発見への興奮が完全に上回る。
若者の性行動実態調査に切り替わり、そこから少年たちへの怒涛の質問攻め。
近くでサッカーボールを蹴飛ばしているお兄ちゃんの所有物とのこと。
そのお兄ちゃんと呼ばれる少年は、捨ててあったから拾ったとのこと。
1冊100シル。カラーページあり。
その雑誌の中身は文章がやたら多く、一切モザイクなしで、何というかとてもグロかった。
黒人も白人も、何組もの性交の瞬間が所狭しと並んでいる。
あ、それがエロ本か。
木の陰で保存されている、みんなの共有物のようだ。
ならばと、背表紙にしっかりとHIV/AIDS予防啓発のステッカーを貼ってやった。
その後も13歳の少年2人は引き続きその本を読み耽っていた。
お邪魔いたしました。
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2 件のコメント:
健全な男子である証拠ですな!
素晴らしい!
そしてその聖域にためらいなく割り込む、ガッツさんも素敵!
そんな姉ちゃんがおればな~。
>MASARUくん
健全な男性からの貴重なコメントありがとう!
聖域は汚しちゃいかんよね。
エイズ対策の職種としては
男性から見たケニアの性社会が知れないのが悔しい。
そこに何か解決の糸口が転がってるように思うんだけど。
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