「HIV/AIDS教育キャラバン」をスタートした。
そのため昨日から同期マリ隊員の任地オバマ大統領の父親の故郷シアヤに来ている。
ケニアの西部と私の任地ナイバシャまで、移動を含めて2週間の長丁場。
開催までのアレンジも、それぞれの任地で色んなことがあった。
「いつかやろう。」では、何も始まらないことが多い。
自分の取りかかりが遅ければ、任地ではその分の5倍くらい遅れることになる。
やると決めてかかり、1ヶ月の準備で挑んだ。
色んなイベントの重なる時期だったが、なんとか無事に初日を終えることができほっとしている。
さて、1日目を終えてHIV/AIDS教育を叩き込まれている生徒たちの「あたりまえ」を崩すことの難しさを痛感した。
前回までの授業案に改善を加えた新作を引き下げて計画した今回の授業案は、
さらに生徒たち自身に考えさせる内容を多く盛り込んだ。
男女に分かれたグループディスカッションでの質問。
「あなたに大好きな恋人が出来ました。あなたは恋人と何がしたいですか?」
期待した答え。
女子:一緒にいたい、手をつなぎたい、相手のことをもっと知りたい、キスしたい、等。
男子:相手に触れたい、SEXしたい。
しかし、実際は男女どのグループも同じ答え。
「あなたに大好きな恋人が出来ました。あなたは恋人と何がしたいですか?」
「VCTに行ってお互いのHIVステイタスを知りたいです。」
・・・・・・。
そんなヤツおれへんやろぉぉぉ~~~!!!!!!!!
恋人できて一番にしたいこと、それはVCTに行くこと。
これを小学校6年生~中学2年生の生徒たちが間髪入れずに答えるケニアのHIV/AIDS教育。
せめて生徒たちの思考回路を巡った答えが導き出せるような雰囲気や工夫をこちらが用意しなければと思った。
彼らの考えをどう崩すか。
他に感じたことは、また後ほど。
2 件のコメント:
へ~~~~~!!
うちの学校で同じ質問したら、同じ回答が帰ってくるっちゃろうか。
自由に素直に考えを伝えある雰囲気作り、むずかし~~~!!
>よーちゃん
子供たちは常に正解を言わなきゃいけないと思っているようで・・・。
こちらの働きかけが重要なんだと思うんだけど。
まだまだ、これからっすわ。
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