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2011年7月26日火曜日

逆カルチャーショック。

先日参加したスポーツイベントで、ちょうど半年前に帰国した先輩隊員と再会した。

日本に帰って半年。
「逆カルチャーショック」なるものがあったかと聞いてみた。



帰国後、ケニアで見たことのない光を発していたもの。
それはコンビニ。
真夜中に営業しているコンビニが眩しすぎて目が開けられなかったとのことだった。
そして、日本人女性の白い肌。
透き通って見えたとのこと。


そして、食パンについて。
ケニア人のチャイの時間によく登場する食パン。

どの食パンも全体的にパサパサして甘くない。
しかし、その中で格段においしいSUPAの食パン。
SUPAの食パンなら日本の食パンと比べて遜色ないとの認識で、
ケニア隊員みんなが好んで購入するSUPAの食パン。

しかし先輩の話によると、帰国後その認識が全く間違いだと気付いたとのこと。
日本で食パンを食べた時、「うん、食パンってこういうことだったよね。」と、驚愕したのだとか。

なんと、あのSUPAクオリティと全く違うらしい。
しっとりとやわらかく、あまい日本の食パン。
そのクオリティの高さは如何に?

・・・いまや、想像がつかない。

そして、いちいち『日本の食パンおいしい!うますぎる!』などの日常の中でのちょっとした感動を
周囲の誰とも分かち合えない辛さが加わるとのこと。

赴任当時から「ケニアって意外にも発展してるなぁ」「日本と変わらんなぁ」という印象で
色んなものに慣らされながら1年経過したが、
このマヒしきった感覚で日本に帰った時、一体どんなことに戸惑うのだろう。

そういや、ここ最近のホンダシの美味さは身に染みて格別である。

いっこうに減ることのない日本製の日焼け止めとすっかり小麦色に染まった肌。
わざわざナイロビの女性たちの洗練された姿と比較せずとも、
明らかに小汚いヘビーローテーションの私服に身を包む毎日。

日本の味を懐かしみつつ、鏡を見るたびにケニアでの月日が確実に流れていることを実感する

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