2011年2月27日日曜日

ナイロビの歯医者。

この金曜日はナイロビにあるJICA調整員さんオススメの歯科に行ってきた。

最近、同期隊員が全身麻酔させられたものの親知らずを安全に抜いたことで歯科の存在がぐっと近くなり、
そういえば日本で治療した歯がたま~にしみるなぁ、ということでケニアの歯科に挑戦してみることにした。

日本でも初めて行く歯科というのはドキドキするのだから、ケニアではなおさら。

そして、いってみれば驚きの連続。


各種クリニックが混在する大きなビルの中にその歯科はあった。
地方の県立病院にある歯科とは漂っている雰囲気が違いすぎる。

入るとすぐに受付のお姉ちゃんが上質の紙に印字された質問用紙を持ってきてくれた。

それに現在の状況をまず記入し、予約時間になり治療室へ移動。

予約時間でちゃんと始まることが、ケニアでは信じられない話。



この歯科について文句をつける気は最初からないのだけど、

結論から言って文句のつけようのない歯科であった。


それは、ケニアにしては・・・・、というレベルのものではなく、
日本と比べても文句のつけようがない。

いや、むしろこっちのほうがウマイのではないかと錯覚するほど、歯の削り方も、唾液の吸い取り方も、
歯に何かと詰める手際も、説明の仕方もとても親切だった。

全ての歯を検診してもらい2本の歯を治療してもらった上に、ホワイトニングもしてもらった。

治療代15,000シリングで完治。
これは、ちゃんと医療費申請すれば全額返金される。(10万円まで可能となっている)

ケニアに赴任が決まってからというもの、「任国では歯医者に行くことができないだろうから。」という理由で、
日本で1年間歯医者に通い続けたが、こんなに快適ならば日本で渋った親知らずの抜歯でさえもケニアでやってしまおうかという気になってくる。

日本の歯科は多く乱立していて、生き残りをかけてどの歯科も大変きれいで整った環境を完備している。
そのためどこの歯科が優れた技術を持っていて、どの歯科が親切なのかという判断が実際に通ってみないとわからないが、
ケニアの場合は、それが一目瞭然である。

数少ない設備の素晴らしく整った歯科にさえ行けば、それらの設備をしっかり使いこなせる選ばれし歯科医がそこにいる。

今回のこのナイロビの歯科のクオリティは、特別な気もするが、
他のアフリカ諸国の歯科事情はいかがなものか。

やっぱり麻酔なしで、抜歯されたりするのだろうか。
少なくとも私の配属先の県立病院内の歯科はそういう雰囲気を醸し出してはいる。



イエローとグリーンで統一された清潔感のあるエントランス


待合室には数多くの雑誌とゆっくり出来るソファーセット


日本文化を彷彿させるようなオブジェもありました



治療台はひとつのプライベートな空間


とても親切だった担当の歯科医さん
1週間前にモンバサからやってきたのだとか
恐らく技術を買われて引き抜かれたのでしょう(まったくの想像)

2 件のコメント:

まりえ@ナロク さんのコメント...

へ~!!
そんなにレベル高いのか、ケニアの歯医者さん!
私も奥歯がちょいとかけちゃって気になってたので、今度行ってみようという気になってきた。
レポートありがとう。

MIHARU さんのコメント...

>まりえちゃん!

コメントありがとう☆
奥歯がかけているなら行くべしベシ!
治療後はエリちゃんと1階のJAVAでゆっくりしてきましたよ。
優雅な歯医者通いでした~。