さて、昨日紹介したキアンボゴプライマリースクール訪問の時の話。
誘ってくれたジョンとの出会いは実に偶然なものだった。
私が活動を宣伝していたことを覚えていてくれたジョンと町ですれ違った折に
「君をずっと探していたんだ。うちの地元にきて是非、空手と布ナプキンと授業をしてくれないか?」
という誘いを受け、実現した学校訪問だった。
(ラジオ体操が彼の記憶の中で空手に変化していた)
5カ月もの間と思うと、随分と長い間覚えていてくれたことになる。
相変わらず、何がどう繋がっていくかわからないこういった活動。
あのイベントがきっかけで訪問した学校はこれで4校目。
本当にありがたい。
いつもは一人で身軽に学校に行くのだけど、今日はジョンと一緒。
ケニア人と待ち合わせをするということは、何の脈絡もなくとりあえず待つということである。
マタツステージに10時集合だったが、案の定40分遅れて登場したジョンは
「これから叔母の家にシャワーを浴びに行かなければならないからついてきてくれ。」
と言いやがったので、非常に冷めた目をして指導してあげた。
こういった情熱のある若者には、時間や約束を守ることは相手の信頼を得る
最低限のマナーなんだということくらいは伝えたい。
シャワーを浴びなければならない身体=イコール結構汚い限界マックスの身体ということで
バツの悪そうな顔をしているジョンを叔母の家に行かせて、少し時間をつぶして再集合。
ようやく準備が出来た11時半のマタツステージに、今回一緒に行くらしいリチャードが加わった。
3人で行くことはこの時初めて知ったのだが、
リチャードはなぜちょうどいいくらいの11時半にここに来たのだろうか。
だったら私にも11時半集合と告げてくれればいいものを・・・。
ケニアではこういったことがよくある。
奥がジョン、手前がエスタと共に仕事しているリチャード その日は3人で向かった。 |
「明日は7時に出発だ」と確かにいっていた人々が、
7時には全く姿を見せず8時半に一気に集まりだし出発する。
こういった場合、私に伝えられる時間ももちろん7時。
「で、本当は何時なのよ??」と聞いても、「7時だって。」としか返答はない。
しかし、ここで油断は禁物。
たまーーーに、「7時」といっていた人々が本当に「7時」に集まってくる光景も2度ほどみている。
ケニアン時間を待つことには慣れてはいるが、ケニアン時間を読むにはまだまだ。
学校まで「少し歩く」
と聞いていたが、
その「少し」が1時間半だと
誰が思うだろうか。
飲み水もない炎天下の中、坂を上に上にと登っていく。
右の写真の奥に見えるのがロンゴノット山。
マタツから降りたときに遠くに見上げていたロンゴノット山を
遠くに見下ろしている位置まで取り敢えず歩くと。
「ここから残り半分だ!」
と勢いづくジョン。
この道を大抵毎日歩いているらしい。
途中で村に水を運んでいる
バイクとも遭遇。
乾季中のナイバシャでは、
水を運ぶロバもよく見かける。
下校中の生徒たち。 サトウキビを食べる人々もよく見る光景。 |
帰りには現在世界で大活躍中の
ケニア勢マラソンランナーのジョギングにも遭遇。
大会で賞金を稼ぎ、地元に還元する。
そんな選手が多いとか。
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帰りは別ルート2時間の徒歩・・・。
行きより30分増えるってどうゆうことよ?
行きより30分増えるってどうゆうことよ?
また登り坂・・・、干乾びる・・・。
キリマンジャロより苦しい・・・。
炎天下の中、頭がクラクラし始めたころ
ようやくマタツの走るメインロードに到着し命拾い。
すぐ着たマタツに乗り込むと
過去に貼った初代ステッカーが私を迎えてくれた。
ナイバシャで確実に流れている時間を感じながら
「おいムズング(白人)!!
タウンに着いたぞ!
起きろって!」
タウンに着いたぞ!
起きろって!」
と、みんなにゆり起こされるまで爆睡して帰った金曜日だった。
次回は水2リットルもっていこう。
次回は水2リットルもっていこう。
2 件のコメント:
素敵な活動をしてますね。
体に気を付けてがんばってください!日本でまってまーす^^
サラリーマン・ケンズィーさん
あざっす!配属先には秘密ですよ~ 笑
ケニアンシック乗り越えてますか?
《With Kendi in めっちゃ旨い店》
期待して帰国しますから~!よろぺこり~。
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