2012年1月21日土曜日

ツアーガイド養成講座。

昨日は任地ナイバシャにある専門学校に行ってきた。
そこはKenya Wildlife Service Training Institute(ケニア野生生物公社養成専門学校)といって
ケニア内の国立公園の管轄機関のスタッフをめざす学生たちが学ぶ場である。

そこに日本語教師という職種の隊員が派遣されていて、その隊員が受けもつツアーガイド専攻の学生たちに、
あのサファリガイド王である加藤さんが特別講師として授業するというので参加させてもらった。

対象学生9名のうちマサイマラに行ったことのある学生は2名とのこと。
日本人が理解しやすいマサイマラの基本知識の説明の仕方、動物の生態にまつわる知識、日本人観光客への対応のポイント、
期待度の高い動物たちの遭遇率、観光客がガイドに期待することなどなど。

「日本人は日の出や夕日、虹が非常に好きな人々です。」
と説明している加藤さん。
野鳥の日本語名を熱心にメモする学生たち。
マサイマラで5年間のガイド経験を経た加藤さんならではのエピソードは相変わらずおもしろくて、
その一瞬を捉えた魅力的な写真の数々に熱心に見入る学生の姿も印象的だった。
(詳しくは加藤さんの著書:僕は見習いナチュラリストにて)

将来サファリガイドを目標にしている学生たちは、
その知識と並行して日本人観光客に対応できるように簡単な日本語も勉強している。

写真をみながら日本人観光客役である私に対して日本語で自由に動物の説明をする練習。

一生懸命日本語に挑戦しているのだから、もちろん笑ってはいけない。


キリンの写真を見てガイドの練習。


学生A 「キリン ノ ミミ ハ ミジカイ デス。」

・・・・。


ゾウの写真を見てガイドの練習。
学生B 「ゾウ ノ ミミ ハ ナガイ デス。」

・・・・。

なんでしょう。

この2つの動物にある最も特徴的な部位をあえて外した

耳にのみ焦点を絞ったガイド。


斬新すぎるでしょう。


この素朴さも失わずに飛躍的に精進していって欲しいと感じたサファリ講座でした。

いや~本当に楽しかったです。

加藤さん、誘ってくれたダニー隊員ありがとう。
お疲れさまでした!





2 件のコメント:

MINATO さんのコメント...

まぢかぁぁぁ。心の底から参加したかった。。。

Miharu Shimizu さんのコメント...

でしょ!?
やっぱりナイバシャでしょ!?