ケニアの子どもたちに日本で履かなくなったシューズと笑顔を届けるプロジェクト。
そのシューズを受け取った子どもたちが安心して思いっきりこの大会を駆け抜ける。
日本とケニアの架け橋でもあるこの大会。
今年は東日本大震災の支援活動の実施もかねて、
これにリンクした日本でのマラソン大会が秋に予定されているとのこと。
ゲストランナーは、Qちゃんこと金メダリストの高橋尚子選手。
子どもたちとストレッチする高橋選手 |
彼女はプロフェッショナルで、常に周囲の人たちに笑顔で声を掛け続けていた。
スラムの子どもたちだけではなく、日本の私達もとっても笑顔にしてくれて、終始感心しきりだった。
写真撮影にも気軽に応じてくれる高橋選手 |
さて、今回は日本から友達が来ていた日程だったため
「ならば、みんなで記念に出場するべし!」ということで無謀にも10キロの部にエントリーをしていた。
準備完了!からスタートまで2時間半・・・。 |
前日に購入した新品のシューズ、もちろん整備されていないデコボコだらけのコース、努力を怠った身体・・・。
不安要素、満載。
後方に広がっているのがキベラスラム |
多くの仲間が迎えてくれたラストスパート。
ゲストランナーの高橋選手がゴール手前から「ミハル!ミハル!あと少しよ!」と、手を引いてくれた。
名前を連呼してくれた高橋選手に、感動して私も息を切らしながら
「ナオちゃん!ナオちゃん!ありがとうございます!」と応え、
(あ、ナオちゃんじゃない。Qちゃんだった。親戚みたいに呼んでしまったな。)
と、思っているうちにゴールした。
当日も、翌日も、その次の日も、筋肉痛は全くない。
なぜなら、ヒザの痛みとカカトの謎の痛みが筋肉痛をはるかに上回る激痛だったからである。
痛みが重なると、弱い方はかき消されるという人体のしくみをこの3日間しみじみと実感している。
そして、自分自身の体力のなさと努力不足も。。。
そう、年齢は関係ない。
それを日本からきた同級生がしっかり証明してくれた。
大学時代に自転車琵琶湖一周に共に挑戦した親友。
なんと彼女この大会で女子2位(日本人1位)で表彰台に上ったのである。
彼女は今でもバスケットをこよなく愛し、プレイし続けている。
感動の表彰台は、私も本当に嬉しかった。
表彰式の様子 |
ア、ア、アンビリーバブルや! |
ちなみに日本男子ぶっちぎりの1位は エチオピアから来ていた同期協力隊員! |
そして今回の大会で走ったスラムのコースには、いつもなら散乱しているビニール袋などのゴミがなかった。
スラムの多くの人たちが前日に清掃作業してくれたとのこと。
「ゴミのない街がみんな好きだよね!ゴミを捨てるのやめようね!」
と、大会の最後まで高橋選手は子供たちにメッセージを送っていた。
スポーツを通して伝えられることは、本当にいっぱいある。
みんな、おつかれっす!! |
ナイロビらしいカラッとした晴天に恵まれたいい一日だった。
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