2010年12月26日日曜日

クリスマス出勤。

今日はクリスマス。

昨日のイブから、完全に浮かれているケニア人多数。


私の病院は、マタニティや入院病棟などは24時間体制。

よって、本日はクリスマス豪華ランチと豪華ディナーが振舞われるということで、出勤日ではないが病院にいった。

もちろん、やましく豪華ランチにありつくためではなく、調理の手伝いが目的。

スタッフと、入院患者をあわせた約300人分の食事。

本日は一年の締めくくりとしてふさわしいくらい、休みなしで働き続けた。

まず、朝7時半から血抜きされている鶏をひたすら切り分ける作業。

私も担当の15~20羽の鶏を8~10等分していった。

開始早々、関節をはずしつつ繊維に沿って切っていくコツをつかみ、ただ黙々と鶏を切り続ける。

なかなか、楽しい。



KFチキンの下請け会社にでも就職した気分であった。

ここが手羽先で、ここにナンコツがあって、ここはササミで、これがクリスマスに定番の脚の部分かぁ、と、居酒屋のメニューに定番の部位を確認しながら切り分けていく。

名古屋で食べた大量の手羽先も、一羽からはたった1組しか取れないものなんだなとしみじみ思った。

やることのないときは、豆に入った石やゴミを取り除く作業が入り、手を動かしながら食事係のおばちゃんたちとおしゃべりを楽しむ。


お昼の2時には、チャパティ、ビーフシチュー、チキン、ソーダ、バナナという想像以上に豪華な食事が人数分出来上がった。


どの病棟でも、とても好評だったようだ。

そして本日は、どこの病棟もクリスマスのデコレーションが施されていた。

クリスマスソングを口ずさむ、子供たち。

ワクワク感が伝わってくる。

買っておいたクリスマスプレゼントのキャンデーを小児科病棟の子供たちに配る。



日本の「あけましておめでとう!」と同じような雰囲気で、出会う人同士「メリークリスマス」と言い合った今日一日。


NEW YEARについては、
今日のように特別なことはしないらしいが、スタッフにはヤギの肉料理が振舞われるとのこと。

そして、それを聞いた直後に、調理場にヤギが1匹連れてこられた。

このヤギを皆でいただくとのこと。


歯磨きしているおっさんが、嘔吐く(えずく)ような声をずっと出しているヤギ。


あと数日の命である。

そして、今年も終わる。

1 件のコメント:

さちえ さんのコメント...

んもう!!

ホントうけるって!
ヤギのえづき声がきこえてきたってば!

最後の しめ方も最高!