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2011年4月7日木曜日

モリンガ。

「生命の木」、「魔法の木」とよばれ世界では有名な植物がある。

それが「モリンガ」。

ケニアではモリンガーZと呼ばれる偉大なエイズ対策の先輩隊員がいてくださるおかげで、
総会やイベントなどのあらゆる機会に、
JICA事務所やドミトリーなどのあらゆる場所で、
お茶や石鹸やパウダーなどのあらゆる製品となって、
ことあるごとに自然に視界に入ってくるモリンガに興味をもたないわけがないのだ。

「モリンガ」が前途のような異名をもつ所以は、葉っぱの先から根っこの先まで全て利用できる付加価値の高さと、
非常識とまでいわれる高い栄養素である。

ギャバ(γ‐アミノ酪酸)⇒玄米の60倍・発芽玄米の12倍以上、食物繊維⇒ごぼうの5倍、
カリウム⇒トマトの11倍、カルシウム⇒小松菜の3倍、亜鉛⇒にんにくの7倍、
鉄分⇒ホウレンソウの3倍、マグネシウム⇒玄米ご飯の16倍、 ビタミンA⇒ホウレンソウの13倍、
ビタミンB1⇒豚肉の4倍、ビタミンB2⇒まいわしの50倍、 ビタミンB3⇒ピーナツの50倍、
ビタミンE⇒アーモンドの2倍、β‐カロテン⇒人参の3倍、イノシトール⇒トマトの8倍、
ポリフェノール⇒赤ワインの8倍

☆モリンガ「葉」「茎」「花」「根」「種」全てにある様々な効能300種類
詳しくはこちらのHP参照(http://activegroup-jp.com/index.html

うん、たしかに非常識だ。何やらとてつもなくスゴイということは伝わってくる。

地球上の食物の中で最高級の栄養価ということらしいが、何よりもこの「モリンガ」、苦く、マズい。

以前、種をそのまま食べられると聞いてうっかり食べたが、半日中気分が悪くなったことがある。

最高級の前に、果たして食物として分類されるべきものなのか?という疑問がまだ拭えない。

しかし、東南アジアやアフリカを中心に貧困を救う木としてとても期待されているモリンガ。

健康食品としても生活習慣病や精神疾患、精力減退にわたり効能効果があり、化粧品オイルや水質浄化成分なども持っているとのことで、日本でもとても注目されている。


今日はユースグループとの定例会議の日だったため、最近少し雨も降るようになってきたし、
植物が育つのに適したこの時期にユースグループと共にモリンガを植えようということで
昨晩から水に浸して準備しておいた大量の種を持っていった。
彼らのほとんどはモリンガのことを知らない。

以前、常夏のモンバサから来た同期隊員がスーパーの袋いっぱいに持ってきてくれたモリンガの種。
ケニアでも気温の高い地域でよく見られるモリンガは、ナイバシャのような高地でみることは稀である。
育つかどうか、やってみるべし!ということで今回の試みとなった。

今回で実は2回目である。

1回目は、ひどい乾季で水源が確保できなかったこともあるが、一番の原因はメンバーが会議中に種を8割以上食べてしまったためである。これから植えると説明している種をなぜあんなに勢いよく食ってしまうのか。
どうやら、彼らにとっても「健康にいい」という文句はとても魅力的で、さらに「イケル」味だったらしい。

結局今日の会議はいつも通り非常に長引き、種まきは明日の朝へと持ち越しになったが、1年間でなんと3~5mにもなるモリンガを、ついに明日みんなで植えられるかと思うと非常にワクワクしている。

大量の種を水に浸して一晩放置。
「何か効果がある気がする」ということで、この茶色の水を保存。
しばらくこの水で洗顔を続けてみることにしよう。

2 件のコメント:

モリンガーZ さんのコメント...

発芽するまでは多めに水をあげてください。
土も肥料を混ぜてあげるといいですよ。
洗顔の効果を楽しみにしています。
ますます、きれいになることでしょう^^:

MIHARU さんのコメント...

>モリンガーZ様
お~、小島さんだからコジコジことモリンガーZの師匠から
(そして、どれも違う・・・)
直々にアドバイスいただけるなんて!
私、感激しています。

今度、モリンガ石鹸の作り方教えてください!
きれいが止まりません。