少しずつ振り返りながら、書くこととします。
去る4月16日、キスムというケニア第3の町にあるミュージアムで、先輩隊員が企画したケニアの子供達を対象にした環境と未来をテーマにしたイベントが開催された。
ケニアに派遣されている50名以上の協力隊も各地から集まり、準備や当日の運営を分担した。
子供たちが楽しめるように工夫されたお絵かきやスポーツや化学実験教室や日本紹介や夢を語るブース、メインステージでは歌にダンスにファッションショーありという、500人以上のケニアの子供達が参加したビックイベントとなった。
そんな中私は、その前日に日本から到着したばかりの日本人3名(元生徒、同期隊員の姉、友人)を引き連れて、任地ナイバシャからマタツで6時間の移動。
任地が遠いこともあり、準備にはほとんど関わってこなかったこのイベントだったが、私としては当日に向けての大仕事があった。
それは以前企画した「がんばれ日本!チャリティTシャツ」で注文のあった157枚のTシャツを当日に間に合わせること。
この一点のみ。
そう、レッドリボンズキンちゃんTシャツを担当してくれたあのおっちゃんとの勝負である。
「早くて、雑」が売りのこのお店。
Tシャツプロジェクトが始動して以来、今や誰よりも頻繁に電話をする仲である。
結局、任地出発の3日前に余裕で出来上がるはずだったこのTシャツ157枚は、
任地出発の直前のおっちゃんからの「あと1時間後には持っていくから!」という電話から
5時間後にようやく手元に届いた。
いや、むしろ、届いたことが奇跡。
ということで当初の予定の午前11時を大幅に過ぎた午後4時半に任地出発。
キスムには午後9時過ぎに到着した。
せっかく日本から来たばかりの皆さんに移動中のケニアのきれいな風景を見せたかったが、真っ暗闇で隣に座ったケニア人の顔さえも見えない中での移動となった。
しかし、何とか間に合ったTシャツは、イベント当日には多くの参加者の皆さんに着てもらうことができ、その景色に感動した。
おっちゃんにも見せたかった。
今回たった157枚でケニアのTシャツ市場からネイビーブルーのTシャツを買い占めたと豪語していたおっちゃん。
油断をするとすぐに数をごまかしたり、質を下げるので、毎回かなり念入りにチェックしている。
そのため正確にTシャツを揃えるのに一苦労ということらしい。
おっちゃん、それ、日本では普通やから。
そして、フェスティバルが無事終了して新たに入っている追加注文数は
約300枚・・・・。
今回の注文の2倍・・・。
各国のたくさんの人々の大きな愛と共に、大きな盛り上がりを見せているこのプロジェクト。
若干、枚数が増え続けることが恐ろしくもある。
おっちゃんには是非アフリカ全土のネイビーブルーTシャツを視野に入れて、
これからも現在のざっくばらんなスタイルで頑張っていただきたい。
イベントを終始盛り上げた 悪役【タカタカン〈ゴミの意味〉】とヒーロー【リサイクルマン】 |
子供から大人まで多くのケニアからのメッセージ みんな自らすすんで書いてくれます |
多くの交流も生まれます |
恒例のソーラン節も披露 |
運営委員のみなさん本当にお疲れ様でした。 素晴らしいイベントをありがとう。 |
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