本日、憧れの?ケニア人御用達のマタツという乗合バンに乗車する機会に恵まれました。
これまでマタツについては一人で乗車してはいけない乗り物として福島県での訓練所で紹介され、現地訓練でも常習のスリがどんな手口を使ってくるか細かく説明され、とっても危険な乗り物という認識でした。いつか乗ることになるだろうと思っていましたが、まさかこんなに早く乗る事になろうとは・・・。
とはいえ、今回は他のメンバーも一緒に乗るので少し安心。完全に他のメンバーまかせの姿勢でマタツ乗り場まで行きました。マタツは多くのケニア人の交通手段で、マタツ乗り場の前を色んな方面に向かうマタツが次々に横切っていきます。きれいな色でペインティングされたものやボコボコにへこんでるものや、大音量で音楽が流れているものなど様々です。各マタツにはコンダクターと呼ばれる人が乗っていて、客との交渉や乗車賃の徴収などを高いテンションでさばいていきます。そのため走行中のマタツからコンダクターが飛び降りたり、飛び乗ったりするのは日常茶飯事です。
“このマタツはマジロード(今回の目的地)まで行くの?!”
“いくさ!!のれよ!!”
という形で、空いている席にギュウギュウ詰めに押し込められます。鞄を開けなくて済むように、乗車賃の20シル(24円程度)を握りしめ緊張して座る私。
感想は、とにかくニオイがきつい。どう言い表していいかわからないけど、マタツに乗っている約15人ほどが全員3日間風呂に入ってないような匂いを想像してみてください。
・・・そんな感じです。
それ以外は、以前外からマタツを見たのと同じくセンターラインをまたいで走行することもありの運転を今度は車中から眺め、いつもよりちょっと早く目的地についたかな、という感じです。
大変、刺激的な体験でした。
一度しか乗ってないのに、帰りは既に慣れた感じでマタツに乗車。
今度は隣りのケニア人とのスワヒリ語の辞書を使っての会話が弾みなかなか楽しい時間でした。
慣れた頃が一番危ないという言葉が頭をよぎりましたが、少しケニア人に近づけた気がしたマタツ体験でした。
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