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ラベル サファリ&登山&マラソン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2012年3月15日木曜日

最後のナイバシャ自慢。


♪何でもないようなことが~ 幸せだったとおも~う~(The 虎舞竜) 



帰国が近づいてきたここ最近、野生動物を目の前にするとこの曲がヘビーローテーションで頭の中に流れる。

しかし今のところ、ケニア人を前にしては流れていない。今のところ・・・。 


さて、ケニア生活残り2週間を切った頃、

最後の見納めということで同期現職隊員と 国内旅行に行ってきた。

その旅先のひとつがナイバシャ。 そう、そこは私の任地。

これはナイバシャにあるオロイデン湖

すでに色んな場所をウロウロして知り尽くしている感のあるナイバシャだったけど、旅を終えて一言。
「イチから出直します。」というくらいの驚き様となった。

どんな基準かは定かではないが、
「1日で見ることのできる野鳥の観測種類が世界No.1」だとギネスに認定されているナイバシャ。

しかし、私の友人に野鳥好きが一人もいないので自慢ができない。

けれど、私レベルでも早朝からピーチクパーチク聞こえるので、(おっ、鳥がいっぱいいるな、しかも多種で。) と確かに感じることができる。



ロッジのチェアにもたれコーヒーやアルコールを嗜みながら、








フラミンゴやカバが相変わらずうじゃうじゃいる湖面を見つめ、



庭の水飲み場にやってくるダチョウやイボイノシシ、シマウマ、キリン、ジャッカルなどに微笑みかける。


ロッジに頼めば早朝&夕方&夜になるとロッジのランクルでサファリに連れて行ってくれる。

こんな夢のようなロッジ。


そこは1週間前にHIV授業に行った小学校から車でたった2~3分の場所。

あまりに別世界すぎて、どっちが幻だったのか、もうわけわからん状態に。




さて、今回のナイバシャ旅行の驚愕ポイント。
 

ガゼルを食した後、木の上でゴロゴロするヒョウ。


































驚愕ポイント①ライオンやヒョウやシロサイに出会う


上記は、ナイバシャにいるという前情報が全く無かった動物たち。

そして、ナイバシャサファリでライオンやヒョウが見られるのは超ラッキーだと、
現地ガイドさんが教えてくれた。

この近くで何度かサイクリングサファリを楽しんだことがあったけど、
マジ、喰われなくてよかった・・・。

きっとケニアから去る私たちのためにナイバシャ集合がかかったのでしょう。

長時間、これでもかというくらい魅せてくれました。



驚愕ポイント②セレブ感あふれるロッジの宿泊客たち。


新婚旅行のカップルや世界を又にかけて活躍するおばさまたちの休暇に選ばれたロッジのようで、
ただのんびりしたいだけの旅行の醍醐味を間近で見物。 



“夫は私の車も、私の家も、私の子供も、私の母も守ってくれるいい人なのよ。オホホ。” と、

イギリス在住のおば様は申されてました。

サファリの感動を歌にして聴かせてくれたりもして、洋画の中に舞い込んだ気分になったゲームドライブ。
しかし、ネイティブの英語ってまろやか過ぎてまだ緊張。 



驚愕ポイント③美味し過ぎたコース料理

「シェフはどこ出身で、どこの国で料理の勉強されたのですか?」 と質問したほど、どの料理もおいしかった。

「絶対にケニア人シェフではないはず」という私たちの大方の予想を裏切り、
それがケニア国内の料理学校卒のケニア人シェフだったため、驚き2倍。

塩と油とロイコ(ケニア定番の調味料)だけの食文化から、世界に通じるこの味覚がつくられるなんて!!

その宿泊中は3食ともコース料理のため、あまりに美味しくて残すのがもったいなくて毎食完食していたところ、
2日目の夕飯後、お腹の皮が張り過ぎて身動きがとれなくなり、全て逆流~!!

満腹で吐くって、小学生かーっ!! と、豪華なトイレで思わず自分にツッコんだ。

帰国後の日本食満腹計画in東京が今から心配…。耐えろ、私の胃。 



驚愕ポイント④バラの花束

お風呂にもベッドにも部屋にも廊下にも、至る所にナイバシャで栽培されたバラが飾られていた。

そして、帰り際にスタッフがサプライズな感じで一人にひと束ずつのバラの花束を差し出してくれた。
 

振り返って参加者全員が「ケニアって最高やなぁ。もう一回来たいなぁ。」と、

私の記憶では今まで同期の誰一人からとして聞いたことのなかった言葉を聞いた。(笑)



本当に色々感動させられた私の任地ナイバシャ旅行だった。 

そして、そのロッジから車でたった40分移動して、水&電気なしの我が家に帰宅し現実に舞い戻る。

これがまた我が家なだけにしっくりきた先週末。



2012年1月21日土曜日

ツアーガイド養成講座。

昨日は任地ナイバシャにある専門学校に行ってきた。
そこはKenya Wildlife Service Training Institute(ケニア野生生物公社養成専門学校)といって
ケニア内の国立公園の管轄機関のスタッフをめざす学生たちが学ぶ場である。

そこに日本語教師という職種の隊員が派遣されていて、その隊員が受けもつツアーガイド専攻の学生たちに、
あのサファリガイド王である加藤さんが特別講師として授業するというので参加させてもらった。

対象学生9名のうちマサイマラに行ったことのある学生は2名とのこと。
日本人が理解しやすいマサイマラの基本知識の説明の仕方、動物の生態にまつわる知識、日本人観光客への対応のポイント、
期待度の高い動物たちの遭遇率、観光客がガイドに期待することなどなど。

「日本人は日の出や夕日、虹が非常に好きな人々です。」
と説明している加藤さん。
野鳥の日本語名を熱心にメモする学生たち。
マサイマラで5年間のガイド経験を経た加藤さんならではのエピソードは相変わらずおもしろくて、
その一瞬を捉えた魅力的な写真の数々に熱心に見入る学生の姿も印象的だった。
(詳しくは加藤さんの著書:僕は見習いナチュラリストにて)

将来サファリガイドを目標にしている学生たちは、
その知識と並行して日本人観光客に対応できるように簡単な日本語も勉強している。

写真をみながら日本人観光客役である私に対して日本語で自由に動物の説明をする練習。

一生懸命日本語に挑戦しているのだから、もちろん笑ってはいけない。


キリンの写真を見てガイドの練習。


学生A 「キリン ノ ミミ ハ ミジカイ デス。」

・・・・。


ゾウの写真を見てガイドの練習。
学生B 「ゾウ ノ ミミ ハ ナガイ デス。」

・・・・。

なんでしょう。

この2つの動物にある最も特徴的な部位をあえて外した

耳にのみ焦点を絞ったガイド。


斬新すぎるでしょう。


この素朴さも失わずに飛躍的に精進していって欲しいと感じたサファリ講座でした。

いや~本当に楽しかったです。

加藤さん、誘ってくれたダニー隊員ありがとう。
お疲れさまでした!





2012年1月15日日曜日

アフリカ最高峰キリマンジャロ登山の解説。

さて、キリマンジャロ登山について。
毎年2~3人の死者がでるという山だということを事前に聞いていたが、
ただ何人中の2~3人なのかが分からない。
調べてみると年間の登山客数は約35,000人ということだった。

死なないわけではない山ということのようだけど、ま、とにかく油断は禁物ということで。
ここでは登山初心者の自分が振り返ってみて「へぇ~」と感じたものを書き記していくことにする。


登山ひとことメモ

1日目:ゲートで1時間以上待ってようやくスタートした。
呼吸法を意識するあまり空気を吸いすぎて呼吸が苦しい。
少し歩くペースが速いということなので明日から気をつけよう。

2日目:今日はクリスマスイブということで、みんなでサンタの帽子をかぶりプレゼント交換をした。
ポーターさんたちにも歌を歌ってもらいチキンを食べて大満足。

3日目:昨日に引き続きマリ隊員とエイズ予防啓発ダンスを踊った。
高山病で苦しむインド人に「君たちはなぜそんなに元気なのかね?」と、各々質問される。

4日目:植物のない砂漠地帯。
比較的楽な行程で早めにキャンプ地に入り、最終アタックに備える。

5日目:夜12時にキャンプ地を出発。新月の真っ暗闇のなか満天の星空は最高。
7時間かけて頂上にたどりつく。日の出を拝んで記念撮影。
その後、一気に駆け足で下山すること2時間。筋肉痛が半端ない。

6日目:3時間かけて下山して無事終了。
楽しみにしていた下山後のキリマンジャロビールがまずくてショック。
味覚がおかしくなっていることに気付く。


形成される大集団

まず、キリマンジャロ登山経験者から初めてその内容を教えてもらったとき、
「登山初心者」の私が最もびっくりしたのがそのグループの人数の多さである。
今回の私たちの場合、一緒に登った同期隊員6名に加えてガイド・サブガイド・コック・ウェイター・
ポーター(テントや食事などの機材・食糧、私たちの荷物を運んでくれる人たち)12名の合計18名の大集団で移動する。
ポーターたちは、ただただ、すごい。
常に私たちの先回りをして、キャンプ地にテントを張って食事の準備をしてくれるので、
その道中を共に歩くことはないが、多くの荷物を頭に載せて颯爽と登る姿には圧倒されるし、
その重労働はいくら大金を積まれても私にはできない過酷さだった。
実際ポーターに仕事について尋ねると、ガイドを夢見ていたり、好きでやっているのではなく
こんな重労働は出来ればしたくないという人のほうが多かった気がするが、
泥くささ満載でバカ騒ぎできるような男同志の青春をそこに感じた。



ルート

キリマンジャロにはいくつかの登山コースがある。

日本からのツアーで最も利用され、最も登山客が多いのが「マラングルート」。
これは別名コカコーラルートといわれていて、その所以は老若男女が飲めるコーラのようだからとか、
全日程、施設に宿泊することができコーラが販売できるほど整備されているルートだからといわれている。

完全に初心者である私の場合、迷わず「マラングルート」を選ぶべきところなのだが、
そこは周囲の流れにのっかり今回挑戦したのは「マチャメルート」。

それは別名ウィスキールートとよばれ、その名の通りツウが好むルートらしい。

6日間コースと7日間コースがあるが、すべてテント泊となる。
登山3日目ですでに富士山の高さを超えることを想像してもらうとその環境がいかに寒いかがわかっていただけると思う。





高地順応

この登山で問われるのは体力ではない。

崖や岩の多い箇所はあれど道中は比較的緩やかである。
よって登頂に成功するか否かは、高山病にかかるか否かということに大きく左右される。

そのため5日目の最終アタック(頂上に到達する)までは高度を上げたり下げたりを繰り返すことで
身体が高度に慣れていくように行程が組まれている。
今回の登山は高山病に効果があるといわれている薬ダイアモックスを服用したおかげか
高山病の症状が全く出なかったため、
私自身は一度上がってまた下るというこの行程に大いにじらされた。

3日目に一旦4,630m地点まで上がると頂上を間近にみることができる。
それなのに、高地順応のためそこから後ろ髪を引かれる思いで高度を下げなければならないときは、
早く頂上に行きたくてウズウズする。といった、登る前には全く想像できない心境になった。




呼吸法

ケニア山の登山経験者4名と完全初心者2名からなる私たちのグループは、
知っている情報に忠実に従って登山を楽しんだ。

呼吸法をおろそかにすると3日目以降痛い目にあうと聞いていたためスタート時からみんなで呼吸法の習得に励む。
資料に書いてあった通りに忠実に息を吐きながら2歩、吸いながら2歩すすんでみる。
すると、普段無意識にしている呼吸に意識を向けすぎると非常に息苦しくなることがよくわかった。

高山病が起こる地点よりはるか低い地点で、
いうなればケニアで普段生活している任地(標高2000m)よりも高度の低い地点で、
慣れない呼吸法に執着しすぎて空気を吸い込みすぎたため軽く過呼吸状態に陥り苦しかった。
結局、普通に呼吸をする方が身体が楽だと気付いた1日目だった。




登山グッズ

アウトドアブランドの服は、日本にいたときから好きでよく着ていたが、
それらは登山に利用してこそその高性能が活かされるのだと実感した。
バックパックについているポケットや穴や多くの紐にはひとつひとつ意味があり、
見たことない便利な登山専用グッズを身につけている多くのベテランたちを山で見た。

何よりも私がうらやましかったのは給水ホース付きの水筒。
水分が肺の働きを助けることもあって登山では1日2~4リットルの給水が必要となる。
そのため私たちは合図を決めて毎15分ごとに給水をした。
背中に水を背負いながら手軽にホースから飲めるグッズの便利さはとてもうらやましかった。

あと、それに準じて回数の増える排尿も・・・。
登山グッズではないが、背を向けて立ったまま簡単に排尿できるホースも非常にうらやましかった。
女性の排尿は場所の確保からして非常に手間がかかる。




最終アタック

頂上で日の出をみるため3時間ほどの仮眠をとったあと夜12時にテント出発。
一番きついといわれる登頂アタックのスタート。

ペットボトルの水も凍る氷点下の中、ヘッドライトの明かりを頼りに一歩ずつ慎重に進んでいくこと7時間。
その日は新月だったため月明かりの全くない中、頭上には満天の星が果てなく広がるなか「天の川」がくっきりと浮かぶ。

それは、星の中を浮遊している錯覚に陥るほど素晴らしい景色だった。
たぶんこの先、これ以上の星空を見ることはないだろう。

しかし・・・・その頃、高山病の一種である極度の眠気に襲われていた仲間の一人の言動が
完全におかしくなり、途中星どころではなくなった。

幻覚をみているのか、夢を見ているのか、たまに倒れてきては意味不明なことをつぶやきたまに大声で叫ぶ。

目はかすかに開いている。

頂上到着の直前で意識が戻ったその仲間は登ってきた6時間ほどの記憶がないらしい。

しかし、高度5895mで深く考え脳を使いすぎると酸素まで消費してしまうため
「ま、意識が戻ってよかったよかった」ということで誰も深く触れようとはせず、
氷一面の景色を眺めつつ頂上で記念撮影をした。

雨風もない晴天だったことも、全員の登頂成功を後押ししてくれた。

アフリカのてっぺんからアフリカ全土に向けてしっかりHIV予防啓発活動も行って、
1.5日かけて一気にキリマンジャロを駆け下りた。




そして登山後に体重を測ったら、なんと2.5キロ減。

この瞬間が最もうれしかったような気がした、キリマンジャロ登山への挑戦だった。



人生の最初で最後の登山と位置付けたい。

そして、カトゥーンリーダーはじめ、一緒に登ってくれたみんなには本当に感謝している。

山にも人にも存分に楽しめた一週間だった。

*PCの不調で写真がUPできません。また機会があれば・・・。



2012年1月13日金曜日

アフリカ最高峰キリマンジャロ制覇。

行きの飛行機内で酔って吐いた者が1名、登山入口で緊張のため吐いた者が1名いたのも遠い過去の話。


結論からいうと、

一緒に挑戦したケニア同期隊員6名全員がキリマンジャロ登頂に無事成功した。




登山が始まってしまえば誰ひとりとして高山病特有の吐き気や頭痛、めまい、しびれに苦しめられることはなく、

終始、食欲旺盛のままの元気と笑顔で、


「え?もうアフリカの頂上に着いちゃったの!?」


という、出発前には考えられない感想を得た。

何事も経験してみないことにはわからないものである。


そして、ケニアに無事に帰国した昨日は、新年の挨拶のため久しぶり(1年ぶり!?)に実家に電話をした。



心配をかけるだけなので事前にキリマンジャロに挑戦することは全く連絡しておらず、

きっとびっくりさせてしまうだろうなぁ、と思いながらも、

「実はキリマンジャロ登山に挑戦してたんよ。なんとみんな無事に登り切ったんやで~。」

と母に伝えたところ、

「そりゃ、くたびれたやろなぁ。」というたったの一言でその話題は片づけられ、

「それよりな~・・・。」と話題は次に移っていった・・・。


山々に特別興味のない母にとってみれば、

富士山(3,776m)でもキリマンジャロ(5,980m)でも天保山(4.5m)でも何でもよかったのだろう。

いや、むしろ富士山のほうがわかりやすくてよかったのかもしれない。



「結構すごいことをやり遂げたと思っているんですけど」という説明を最後にもう一度付け加えたのだが、

やっぱり伝わらず。


母と同じく世界の山々に特別な興味を持っている人もほとんどいないと思うので、

次回は、キリマンジャロ登頂の過酷さの解説をするという運びで今回は終わります。

2012年1月11日水曜日

アフリカ最高峰キリマンジャロ挑戦への道。

幼いころからアフリカ大陸最高峰キリマンジャロに挑戦するのが夢だった。

アフリカに赴任が決まった時、キリマンジャロが私を呼んでいる気がしたのだ。


というようなことを言ってみたい気もするが、

私は内発的動機で「キリマンジャロに登りたい!」と思うような女では全くない。




人はなぜ高い資金と高い危険を冒してまで山に登るのだろう。

私の場合は、ほんの出来心だった。


そう、周囲の隊員がこぞって高い山に登るものだから、
なんとなく登っておかないと損な気がして、
ほんの出来心でキリマンジャロに登ると決めた半年前から
「キリマンジャロで遭難している自分」というシュミレーションと闘いながらの日々を細々と過ごした。
ひとことで遭難といってもパターンは色々である。



そして出発前日に不幸は起こった。
重量感のある登山リュックと両手に登山グッズを抱えてナイロビに到着したときのこと。

履き慣れない登山ブーツの紐が両足に絡まりジャリ道で両手をふさがれたまま転倒した。
15kgのリュックで後頭部を強打し顔に打撲と全身に擦り傷。
通りすがりのケニア人たちに「ポーレポーレ」と助けられ、流血&足を引きづりながらドミトリーに到着。
その翌日は首が回らなくなった。それに加えて風邪の前兆なのか2日前から止まらない鼻水。

これは「登山はやめたほうがいい」という神のお告げかもしれない。

31歳って、前厄だったっけ?本厄だったっけ?
なんかやばくね?

と最後まで揺らぐ決意。という感じで、


「あなたはなぜキリマンジャロに登るのですか?
 キリマンジャロは知識で登る山です。
 呼吸法をおろそかにして最終日に高山病に苦しむ隊員がいっぱいいます。
 残念ながら、これは協力隊に限ったことなのです。
 この先、協力隊から犠牲者が出るのは時間の問題です。
 山をなめてはいけません。身体異常、高山病の症状が出たらすぐに下山をするように。」

と書かれたJICA事務所から渡されたキリマンジャロ登山用資料をようやく行きの飛行機で熟読し、
すべてを人任せにしていた登山初心者の私はドッキドキしながらタンザニアに入国した。



こうして「勇気ある撤退」を第一目標にした
ケニア同期隊員6名との年末キリマンジャロ登山がはじまったのである。

何の参考にもならない続きは次回。


さて、2012年とっくに明けておりますが、みなさんよい一年をお迎えのことと思います。
今年もよろしくお願いします。


2011年12月17日土曜日

ツァボ国立公園。

3連休だった先週末はツァボ国立公園に行った。

この国立公園イメージしていたのは一面に乾燥したサバンナ地帯。

しかし、実際は長い雨季から明けた緑の生い茂る景色が広がっていた。

この国立公園特有の赤土の大地に住む赤ゾウも、タテガミのないライオンも
茂みの奥に少しでも入り込めばすぐに見失う。

そのため車中からじっと目を凝らし続けた3日間。




難易度が高いだけに動物を発見できた時の感動は格別だった。

くっきり晴れた空の青と、みずみずしい木々の緑、赤土で泥浴びをした象の赤。

夜空に浮かんだ月食のお月さんが見る見るうちに満ちていく。

12月10日の夜空
日本を思い出すムジマスプリング
 広がる絶景。

遠くの空に浮かぶ雪山発見・・・あれは・・・もしや!?


それは、ツァボ国立公園から滅多に見られないという
アフリカ大陸最高峰の山、キリマンジャロだった。


あれが、キリマンジャロか・・・。

同時に強い動悸と息切れがした。
雪、、、溶けろ~。

2011年11月23日水曜日

マサイマラ・マラソン。

「もう2度と参加しないだろう。」と思っていたマラソンが

なんとあのマサイマラで開催されるということで、

ただネームバリューに惹かれるがままに、また参加してしまった。

会場が遠いため、前日から最寄りの町に集合してホテルに前泊。

当日の早朝に仲間とチャーターしたマタツ(乗り合いバン)でホテルを出発し、まさかの3時間以上かけてようやく会場に到着した。

激しく揺れ続ける車内でも私は相変らず寝ていたのだけれど、

3時間走り続けたサバンナの道中で今回のマラソン大会に関する案内表示や看板は皆無。

「来れるもんなら来てみろよ!」と言わんばかりの不親切さ全開。


だだっ広いサバンナの中を何となく進み続け2時間半を過ぎたあたりでGPSに頼ろうとしたその時、

はるか遠くに象を発見するサファリかのごとく、マラソン会場の赤い旗を発見し、

「よかった、ほんまに開催されてた~」と、日本人一行はホッと胸をなでおろした。

会場に近づくにつれて、あらゆる方面からその会場を目指して、歩いたり走ったりして向かっているケニア人のランナーを目にする。

見渡す限り周囲には何もない。

私たちは 最 寄 り の町から、 車を3時間 ぶっ飛ばしてきているのだ。

徒歩で・・・、一体・・・、何日?何時間?かけてマラソン会場に向かってきたのか知らないが、

日本人には計り知れない、彼らの強靭さをスタート前から知ることとなった。


さて、予定の30分遅れでようやくスタート地点に集合してくださいとのアナウンスが入る。
それから30分間、スタートゲートの下を行ったり来たり3往復して、ようやく本日どっちの原っぱに向かって走るのかが正式にアナウンスされた。
その間スタートの位置取りに命をかけている
賞金狙いのケニア人たちは、スタートの位置取りに命をかけて必死になっている。
スタートの方向を嗅ぎ付けてはガツガツと忙しく動き回っていた。

今回の私の目標は『とにかく1歩たりとも歩かないこと。』

普段音楽をきく習慣がない私だが、今回はipodを導入してみた。

自動のシャッフル機能はなぜか、徳永英明のバラード曲ばかりを選曲してくる。

そのためもあってなのか、走行中は相変らずの自身の邪念の多さと、

「少し歩いちゃおうかな」と誘惑してくる意志の弱い自分の登場回数の多さにうんざりしながらも、

快晴に恵まれたマサイマラの大地を走れる喜びを感じることを忘れずに、

決して歩かないという目標をちゃんと達成してゴールすることが出来た。

ま、5キロなんすけれどもね・・・。距離よりも、自分に克てたかどうかの内容が重要ということで。



今回のマラソンはマサイマラ国立公園の保護区内ではなかったが、

ハーフに出場した協力隊仲間たちも含めて全員が完走することができ、

走っている間にトピやゼブラやガゼルが横を走り抜けていく光景もあり、

本来の目的どおりの、マサイマラならではのマラソン大会を感じることができた。

みなさんお疲れ様でした。

ハーフマラソンの待ち時間には大勢のマサイ族のダンスショーが楽しめる。


2011年11月14日月曜日

『サファリ王と行く野生王国マサイマラツアー』また会おう編

2度目のマサイマラも色んな表情を私たちに見せてくれました。

そこに加藤隊長の説明が加わり、その表情が色づき、興味はさらに深まりました。

人間をまったく怖がらない熟年の雄ライオン
こんなに近くを素通り。
息を殺して見守ります。
そして、この時期のマサイマラは至る所に動物の親子がいっぱい。

加藤隊長の著書にも出てくる
クロサイの花子にも新しい家族ができていました。
そこには色んなドラマがあるようです。

こんなに長年見守られていること、花子は知らないだろうけど。
いつもあわてんぼうのイボイノシシ。
母親につられて子供も大慌て。
嬉しい雨に泥んこになってじゃれあう子ゾウたち。
生まれたときから、
ちゃんとシマシマです。



チーターの赤ちゃん。
生まれたとき4人いた兄弟は死んでしまったとのこと。
肉食獣でも赤ちゃんは油断できないサバンナ。



強くなるんだぞ。


それぞれの動物が、

それぞれの進化の過程で生き抜くために独特の習性を持ち、

厳しい弱肉強食の中でたくましく生きている姿に

今回も圧倒されっぱなし。



お互いを傷つけあわないようにケンカする術を知っているヌー。

交代しながら外敵を監視して睡眠をとるトピ。

同じ川に住んで互いに領域を侵さないようにしているカバとクロコダイル。

歯が抜け切った時に寿命を迎えるゾウ。

ファミリーやグループで仲間を助け合う多くの動物たち。

父の役割、母の役割。

・・・・・・・・などなど。


じゃあ、

人間の肉体と精神は

進化の過程で何を削ぎ落とし、何を習得してきたのか。

そして、何を受け継いできたのか。


本来の人間の習性って何だろう。

人間らしく生きるって何だろう。

と、また考えたのはきっと

サファリカーに乗った多くの人間たちが動物たちに問いかけたのと同じように、

マサイマラの動物たちも私たち人間に問いかけていたからかもしれません。


加藤隊長と愉快な仲間たち!
素敵な時間をありがとう。

『サファリ王と行く野生王国マサイマラツアー』気球に乗ってどこまでも編。

 ケニアに来たら一度はやってみたかったこと、それはバルーンサファリ!
朝5時半にロッジを出発。

あっという間に気球が膨らみます。


粒ぞろいの箱入り娘たちは
皆おとなしく籠の中へ。
(ケニア人スタッフ撮影)



サバンナの大空へいざ出発!

上空から食事中のレオパード発見!
捕えられてるのはキリン。
広いサバンナではクロサイの親子など、
様々な動物を発見できます。

こうしてみると車で動物に遭遇できる確率って結構低いのかも!?
無線はありますが・・・。
低空飛行の演出なんかもあり。
ロッジからの風景
日の出と気球。
無音の贅沢空間は、鳥になって大空を羽ばたいている気分。
鳥になりたい・・・。

いや、

やっぱり人間でよかった!!
カンパ~イ!!
サバンナに着陸した後はヌーの大群を横目に
シャンパンブレックファースト。
観光地マサイマラで働くケニア人スタッフの定刻通りの働きぶりには大変驚かされる。

そんな部分からも、たっぷり非日常を感じるマサイマラ。



2011年11月4日金曜日

『サファリ王といく野生王国マサイマラツアー』様々な愛のカタチ編

大好評のマサイマラ☆シリーズも終盤!
今回は動物たちの様々な愛のカタチをご紹介。
ほのぼのしちゃう光景。

お互いの背後の敵を確認し合うシマウマ。
よく見られる光景。
カップルでは無いかもしれませんが・・。
ダチョウもハーレムを組みます。
この後方にも2羽のメスダチョウ。

「もっと私のこと見て!」
右側のメスが黒いオスに猛アピールのダンス。
こちらは、インパラのハーレム。
右側の角のあるオスがメスたちを危険から守る。
そんなにいっぱい引き連れて大変だねぇ。
でもアンタ、男の中の男だよ!!

一方・・・・。
こちらは、「インパラもてない会」の皆さんたち。
オスのみの10頭前後でつるむ傾向にあります。

1人は気楽だって言うけれど、実は寂しいんじゃないの~?
やや伏目がちにみえるのは気のせい!?
こちらもあきらめてはいません。
アリ塚の頂上でカッコよくポージング決め込んでいるトピ。
トピのトッピングというそうです。
素敵な相手が見つかるといいね。
ネイチャーウォーク中のひとコマ。
交尾中のカメムシ?の仲間。
交尾をし始めてかれこれ15分経過のカバ。
その時、背後に第3者あらわる。
オスなのか、メスなのか。
カバの世界も大変です。


まさか!?
セックスワーカーなんて、カバの世界にはいないよね。
エイズ対策隊員的発想・・。
こちらにも、シマウ・・・・
あ、人間でした。
盗撮ですけど、犯罪にはなりません。
こちらはバッチリ、ポーズも決めてくれました。


サファリ王お墨付きの無類の動物好きである同期隊員が
一押しする理想の動物が、こちら・・・。
そう!セグロジャッカル。
って、この写真のみでわかる人はほとんどいないと思いますが・・・・。


ジャッカルのオスとメスのペアは、
生涯にわたり解消されることはなく、
一夫一妻を貫き通すらしいです。


こんな夫婦、人間も見習いたいものですね。


私の理想の夫婦といえば
交際0日で結婚し最近10周年を迎えた
放送作家の鈴木おさむさんと森山中の大島美幸さん夫婦。


弱い自分を見せる?過去の恋愛って気にする?特別な呼び名ってある?
結婚は恋愛の延長?イチャイチャ出来る?年の差って気になる?などなど・・


鈴木氏のブログを通して浴びせられる数々の質問に
全国のラブラブ夫婦がコメントしてます。
夫婦の不幸な話はネタにされるけど、
順調で幸せな話ってあんまり表に出てこないだけなんでしょうね。


私も協力隊員の必須アイテム「妄想力」で、
ひたすら己の理想を磨き続けています。ゴシゴシ・・・。
ますます現実からかけ離れていくこの理想の塊
一体、いつ、どの辺に着地するのでしょう・・・。

話はややそれましたが、
人間にも色々な愛のカタチがあるのと同様、
動物の世界にも色んな愛のカタチがあるようです。

ね~。