2012年3月30日金曜日

ありがとう。全てに感謝して。【最終回】

3月19日16時20分 ナイロビ発(ケニア時間)

3月20日17時30分 成田着

2年間の任期を終え、ケニアから無事帰国しました。

とても貴重な経験をさせていただきました。



と、しかいえない私ですが、

今まで支えてくださった皆さんに本当に感謝しています。



この2年間も新たな出会いが数多くありました。

たった2年間と感じないほど濃いつながりに、

どれもが「縁ってあるんやなぁ。」と、感じるものばかりでした。


最後にこの場をお借りして、

エイズ補完研修で出会った仲間、協力隊として日本で出会った仲間、

二本松訓練所で出会った仲間、ケニアで出会った仲間。

みんなと同じタイミングで、同じ志で、同じ場所にいられたことに感謝しています。

超濃厚でした。

刺激をいっぱいいただきました。

最高でした。

ありがとう。


そしてまた、いつも温かいメールや手紙で励ましてくれた先生方や友達、

はるばるケニアまできてくれた友達と教え子、

自身の頑張りで刺激を与え続けてくれた東高校の生徒や卒業生たち、

いつもそっとブログをチェックしてくれていたそこのあなた、

その存在にどれだけ支えてもらったかわかりません。

ありがとうございました。


そして、最後に家族。

みんなが日本で健康で元気でいてくれたからこそ私の充実した2年間がありました。

いっぱい心配かけました。

それでもいつもじっと見守ってもらえたこと、本当に感謝しています。

ありがとう。 



そして、書き始めてから今日までの間、大変多くの人がこのブログを訪問してくださいました。

ケニアでの2年間、その時々で感じたことは、

今はもう同じ様に語れないことも多く、すでに思い出せないようなことも多いです。

大好きな同期隊員のブログに刺激を受けて、ふと始めたブログでしたが、

帰国してから改めて色んな人々が読んでいてくれたことを知り、

書いてきてよかったと思いました。

本当にありがとうございました。


ケニアのこと、エイズのこと、性のこと、宗教のこと、等々・・・。

このブログから皆さんがケニアを追体験して、

身近に感じて、何かを感じるきっかけとしていただけていたのなら大変うれしく思います。



今回で「MIHARU☆GUTSinKENYA」ブログは終わります。

続きは今度お会いしたときにでも、直接。


4月からはまた日本の高校で保健体育の教諭として現場に復帰します。

ケニアでコントロールしきれなかった青少年の性欲旺盛の実態を

今度は日本の青少年に向けて少子化を食い止める方向にいかしていけたらと思います。(なんつって)


ただ私自身はこの2年間ケニアで生活したというだけで、至って変わらず私のままです。

これからも等身大で精進していきたいと思いますので、

もし勘違いなどしておりましたら遠慮なくブン殴っていただけたらと思います。

驕らず、腐らず、また新しい世界で色んなことに挑戦して、じっくり向き合って、

これからも怒って、泣いて、笑って、いろんなことを感じていけたらと思います。


最後にそんな今後の自分に向けて、

大好きな詩をガツンとひとつ、ここに記しておきたいと思います。      






自分の感受性くらい

                        茨木のり子     



ぱさぱさに乾いてゆく心を      

ひとのせいにはするな      

みずから水やりを怠っておいて      


気難かしくなってきたのを      

友人のせいにはするな      

しなやかさを失ったのはどちらなのか      


苛立つのを      

近親のせいにはするな      

なにもかも下手だったのはわたくし      


初心消えかかるのを      

暮しのせいにはするな      

そもそもが ひよわな志にすぎなかった      


駄目なことの一切を      

時代のせいにはするな      

わずかに光る尊厳の放棄      



自分の感受性くらい      

自分で守れ      

ばかものよ




いつまでも「いまここ」で学ぶ姿勢を忘れずにいたいです。

2年間の貴重な経験をありがとう、ケニア。 

大好きだ!

皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


清水美春

2012年3月30日 31歳