Translate

2011年12月6日火曜日

サッカーイベントinニャフルル。


週末はこのブログでもたびたび紹介している同期のヨーコ隊員の任地のサッカーイベントに参加した。
前回のエイズ講座以来の2回目の訪問ということで、サッカーはガチンコ勝負ということもあり、
私は観戦&ステッカー貼りの目的で前日のキスムから移動。

前日の大雨のおかげで水中サッカーとなったが、
サムライジャパンもケニアのちびっ子に負けず
水しぶきをあげながら、
『スポーツに手加減はいらない』というべきか、
大人げもなくというべきか、
日本が圧勝して幕を閉じた。










歌の披露のために来てくれた生徒達
かなりめかし込んでいて、色気があった
歌の披露前の打ち合わせで
皆と確認をするヨーコ隊員
 シューティングゲームやリレー、縄跳び、ヨーコ隊員の配属校の生徒による日本の歌の披露などが
サッカーの休憩時間に盛り込まれていて、間延びもせず見ていて飽きないイベントだった。







現役の小学校教師であるヨーコ隊員が製作したスケジュール表や説明パネル、賞品に昼食に・・・と、
ことあることに登場する手の込んだ準備物に、本当に感心しきりだった。
事前の準備のよさが、当日の進行を大変スムーズにしていた。
彼女のきめ細やかさにはいつも感心させられる。

そして私はその日、日本人参加者たちの荷物の見張り役をした。
これはゴールキーパー以上にかなり重要なポジションであるといっても過言ではない。
ケニアのイベントでは、観客となる関係者以外の出入りが非常に多く、
ふと脱いだ上着や、カバンのポケットに入れておいた貴重品など、本当の本当によくモノが盗まれるのだ。
私を含め、これまでに幾度となく多くの協力隊が被害に遭っている。
出張授業ぶりの再会、名前を覚えていてくれたことに感激
標高2500mを超えているニャフルルの地は、この日もケニアらしからぬ寒さで、
私は多くの仲間が貸してくれたダウンで全身をダルマのように包み込みじっと見守っていた。

そして午後2時半、なんとダルマが俊敏に動いた。

慣れた手つきで、チャックの中に入っていった小さな手をぐっと捻り上げたからだ。
窃盗の現行犯。
その小学3年生くらいの少年が着ていたキレイな服が鮮明に映った。

見つかったときの“ヤバイ”という表情、罪を認めさせているときのオドオドしさ、
そして、しばらくしてケロッとしてまだ会場にいた少年。
殴り飛ばして、警察に突き出すべきだったのだろうか。
あの少年に最も反省させる&再犯を防止するためには、どんな方法が良かったのだろうか・・・。と今も思う。
ちょっと悲しい出来事を載せてしまったけれど、これもケニアの現実として・・・。


さてさて、心配していた天気にも恵まれ、素晴らしいイベントを作り上げた皆さん、泥だらけで頑張った選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
こうやって隊員主催のイベントに出るのも残り少なくなってきたなぁ。

0 件のコメント: