2011年12月6日火曜日

ドクターズ・ストライキ。

ビックリした。

ケニヤ内の公立病院の医師が昨日からストライキにはいっている。

2日目となった今日も病院には人がほとんどいない状態で、
看護師さんや医学生たちが完全に暇を持て余していた。
ぐったりした患者がベンチで寝ている。

想像通りの結果が広がっていた今日の病院内。

院長は来ていたが、患者に直接かかわる医者はみんなちゃんと来ていない。流れに逆らうことなく。
医師たちの強い団結力というかまとまりを、ここにきて初めて見せつけられている気がする。

うっかり通勤してしまうというようなこともなく、
しっかりというか、寸分の狂いなく情報が末端まで行き届いている。

このすんばらしい情報網、他に活かせないものだろうか。


教師のストライキの時もどうかと思ったが、医者のストライキなんてあっていいものか。

政府に給料の300%支払いを要求している模様で、これがいつ解けるのかもわからない。

確かに安月給ではあるけれど、自分達の行動が引き起こす事態など容易に想像できるはず。

数ある職業の中から医者を志した人々の行動なのでしょうか。


私立病院に行く経済力のない人々は、たまたま『運悪く』死を迎える。

新聞にはすでに「ストライキにより患者死亡」という文字が並んでいる。


お金があれば助かる命と、お金がないから助からない命。

世界の縮図のように明暗分かれる、クリスマス前のここケニア。





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