ビックリした。
ケニヤ内の公立病院の医師が昨日からストライキにはいっている。
2日目となった今日も病院には人がほとんどいない状態で、
看護師さんや医学生たちが完全に暇を持て余していた。
看護師さんや医学生たちが完全に暇を持て余していた。
ぐったりした患者がベンチで寝ている。
想像通りの結果が広がっていた今日の病院内。
院長は来ていたが、患者に直接かかわる医者はみんなちゃんと来ていない。流れに逆らうことなく。
医師たちの強い団結力というかまとまりを、ここにきて初めて見せつけられている気がする。
うっかり通勤してしまうというようなこともなく、
しっかりというか、寸分の狂いなく情報が末端まで行き届いている。
このすんばらしい情報網、他に活かせないものだろうか。
教師のストライキの時もどうかと思ったが、医者のストライキなんてあっていいものか。
政府に給料の300%支払いを要求している模様で、これがいつ解けるのかもわからない。
確かに安月給ではあるけれど、自分達の行動が引き起こす事態など容易に想像できるはず。
数ある職業の中から医者を志した人々の行動なのでしょうか。
私立病院に行く経済力のない人々は、たまたま『運悪く』死を迎える。
新聞にはすでに「ストライキにより患者死亡」という文字が並んでいる。
お金があれば助かる命と、お金がないから助からない命。
世界の縮図のように明暗分かれる、クリスマス前のここケニア。
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