Translate

2010年12月13日月曜日

現地風。

ケニアでの水浸しを経験させてくれた、同期のエイズ対策マリ隊員。

彼女は赴任して4ヶ月、なんと炭で火をおこして料理を作っている。

ケニア人もびっくりの、笑顔の絶えない頑張り屋さんである。

ケニアでは近所の人もやっている通常のスタイルではあるが、ガスも非常に手軽に購入できるため協力隊のほとんどはガスコンロを購入している。

彼女は遊びに来ている私のために、炭で火をおこして夕飯を作ってくれた。

前日は水浸しで、その日は停電に見舞われた。

その中で、本日のおかずとなるオメナ(小魚の日干し)に入ったゴミを取り除くお手伝い。

オメナ料理とは、この地域でよく食べられているものらしく、私にとっては見るのも食べるのも今回が初めてだった。

聞くところによると、日干ししている光景を見てしまったら食べる気も失せる代物とのこと。

とにかく、そこにたかるハエの量が半端ないとのことで、現地の人でも、「オメナ=猫のご飯」として捉えている人もいるらしい。

大変生臭いといわれているこのオメナを、いつもやっているようにしっかり熱湯で湯通しして、油で揚げて下準備をしっかりして、日本から送ってもらったという貴重なお味噌で煮てくれた。

見た目からして、ちょっとドキドキ。
出来上がったオメナ料理をパクリと一口。

・・・・。



素材が生きている。

というより、素材の生臭さが全く死んでいない。
かつ、スープの隅々まで行き届いてしまっている。

そして、そのスープに浸る白いご飯。
ご飯も私も、逃げ場がない。

しばらく、もくもくと食べ続けるものの残り4分の1のところでギブアップしてしまった。
が、マリ隊員は、猫のように笑顔のまま食べ続けている。
さすがである。

今まで、どのケニア料理もおいしく完食してきたが、同期隊員の作ってくれた現地料理にギブアップするとは・・・。

聞けば、今回特別に使用してくれた味噌は、初めての試みだったらしい。
考えたら、「味噌風味」という時点で、現地料理ではない。

勝手にアレンジをされては困る。


しかし、色んなことを語り合い、なんだかんだと楽しい夜ではあった。
翌日の朝ごはんは、日本から送られてきた貴重な永谷園のお茶漬けを食べさせてくれた。
マリ隊員、ありがとう。

そして、翌日の11日は、そこから2時間の同じエイズ対策のユミ隊員のお宅へ2人で訪問した。

彼女の家は乾いているばかりか(水浸しでないという意味)、部屋のあちこちに女性らしい飾りつけなどがしてあり、台所には電子レンジもガスコンロも炊飯器も、数多くの調味料も並べてあり感動した。

近くに住むフジコ隊員も含めて料理を作り、お酒と共においしくいただいた。
総会で3日前に会っているのに、隊員と話す時間はとても貴重である。
ユミ隊員ありがとう。

ケニアでオーダーメイドした900円のブラウスを着て
マリ隊員・私・ユミ隊員
そして、12日。
10日ぶりにナイバシャに戻った。
落ち着く。

12月は、エイズ対策隊員でやるイベントが多く、これからも任地を空けることが多くなる。

数少ない任地での活動ではあるが、今年のよい締めくくりにしたい。

しかし明日は、祝日で仕事は休みなのでゆっくりしようと思う。


4 件のコメント:

加藤マリ さんのコメント...

そんなに感謝されてしまうと、次回のプレッシャーが大きいな~。
違うか~。
エリちゃんが愛する、ノリ突っ込みでした~

seiko さんのコメント...

見た目はおいしそーなのに^^
その小魚気になる。。

てかブラウスかわいい☆
そんなオーダーメイドもできるなんていいなあ♪

Miharu Shimizu さんのコメント...

>マリ
その後の、部屋の大改造ビフォーアフター期待してるで!

>セイちゃん
見た目、おいしそう?!
日本の日干し魚のクオリティの高さは
すごいんやと思う。

オーダーメイドは、本当に安く色んな生地でできるから
オススメよ♪
ただ、仕上がりまでの期間が延びる延びる・・・。

さちえ さんのコメント...

ああー
これまた

声出して笑ってしまったわ-!
涙が出ちゃったよ!