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2010年9月20日月曜日

成長。

赴任してから早1ヶ月。
その間、断水の日々を何度経験しただろうか
「え~っ。今日も水出ないの?!」
と嘆いていたレベルから
「やっぱり、今日も出ないよね。」
と、この状況を非常に冷静に受け入れた上に
「で、何よ?私にはまったく支障なし!何なら明日も来い!」
と、水道水に対し挑戦心を持つまでに成長した。
大体、蛇口などあるから、つい水が出てくるものだと勘違いしてしまうのだ。
本日で、たかが一週間である。
しかし、こうして平然としていられるのも、前回ナイロビに行った際、同期隊員から3週間ずっと水が出なかったと聞いてきたからだ。
同期が集まると自分の家がいかに不便であるかという自慢大会になり、人の不便さを聞いては「下には下がいるもんだなぁ。」とお互いが感じて、「これだったら自分の方がまだマシだな。」とお互いが納得し、なぜか最後にはみんな心が穏やかになる。

そして本日、雨水で頭と身体を洗っていたら視界に足の長いクモが出現。
「クモだっ~!」と思う前に
「ぎゅぎゅっ!」と、手でひねりつぶした自分がいた。
確か日本では、こんなこと出来なかったはずなのに・・・。
いったいこの成長ぶりはどの過程で身についたのだろう。
まさかケニアどうこうではなく、30代の幕開けと同時に身についたのか?
などと、なんとなく違う方向にも成長してきている。

続いて、
病院に植えたデイジーたちも続々と芽を出し成長している。
何よりも同僚たちがその成長を喜んで観察してくれて、
「ミハル!もう少し水をあげたほうがいいんじゃない?」
などと気にかけてくれるのでうれしい。

さらに引き続き、
自分の庭に作った畑の野菜たちも成長し、先週から元気に芽を出し始めた。
蒔いたタネの数だけ実になったら、到底一人で食べられる量ではないなぁ。
と、のん気に思っていたのだが、恐れていたことが的中してしまった。

とういうのも、何センチずつ離して蒔くように!と袋にわかりやすく図説までしてあった
「タネを蒔く」という一番大事な作業を最も適当にやってしまったからだ。

たった1.5m四方の狭い畑にウネを4本も作り、そのウネの山の部分と谷の部分の両方に、一袋に畑一面分入っている大量のタネを、まるでふりかけをご飯にかけるかのごとくザザ~ッとふりかけてしまったのだ。
おかげで、牛糞の肥料も効果を発揮してか、どの野菜の芽も束になって土を持ち上げ、地上に噴き出し、まるで地割れを起こしたようになっている・・・。素晴らしい生命力・・・。
(カメラ不備のため、載せられないのが非常に残念)

これも文字通り、自分でまいたタネ。

しばらくは、ひたすら「間引き」を繰り返し、
最もたくましい芽を残す作業に徹するつもりだ。

収穫が楽しみである。


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